BBBB(ベーコンの暴飲暴食ブログ)

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球場跡地と麺⑤-後楽園球場-

 進路が決まりました。無事進学が決まりました。また研究を頑張ります。

 

 

5. 後楽園球場-読売ジャイアンツ国鉄スワローズ東急フライヤーズ/東映・日拓・日ハム、毎日オリオンズ大映ユニオンズ-

 ②後楽園球場1937年完成。主に巨人の本拠地…:懐かしの野球場10 写真特集:時事ドットコム

 

 東京都文京区、小石川後楽園のすぐ隣にあった東京砲兵

工廠の跡地にあったのが、後楽園球場です。

 

 野球を知らない人でも聞いたことのあるでしょう。野球以外にも多くのコンサートで使用され、キャンディーズピンクレディー、マドンナなど、日本国内外の有名アーティストがコンサートを開催しました。

 

 

 

 球場の歴史は古く、1937年に球場が完成しました。当時、始まったばかりのプロ野球の開催球場を確保するために作られ、東日本のプロ野球開催球場として利用されるようになりました。

 

 

 戦後、後楽園球場はわずか6日間のみの接収で終わり、1950年にはナイターが設置されるなど、プロ野球球場としての設備を整えていきました。

 

 そんな中、1952年にプロ野球フランチャイズ制度が導入され、各球団は保護地域を定め、保護地域内の球場で公式戦の半数を主催することになりました。

 

 簡単に言うと、球団がある都道府県を一つ保護地域とし、チーム主催の公式戦を保護地域下の本拠地球場で開催することになった、ということです。

 例えば、神奈川県を保護地域としている横浜DeNAベイスターズは、公式戦の半分の試合を、同県内にある横浜スタジアムで開催する、ということです。

 

 

 フランチャイズ制の導入により、後楽園球場を本拠地としたい球団が複数現れ、5球団が後楽園球場を本拠地とすることになりました。その結果、後楽園球場での過密日程が問題となり、1953年から本拠地を他球場に移す球団が現れ始めました(詳しくは前記事参照)。

 

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 1964年に国鉄神宮球場へ本拠地を移したのを最後に、後楽園球場は巨人の本拠地球場となり、過密日程も解消されました。

 以後、巨人の活躍もあり、後楽園球場は常に大入り、「日本野球のメッカ」として、全国に知られる日本一の球場となりました。

 

 ちなみに、東映フライヤーズは、駒沢野球場閉鎖後は神宮と後楽園を併用していましたが、1965年に後楽園球場を本拠地とし、以降北海道移転の2004年まで巨人と本拠地を併用し続けました。

 

 

 

 そんな後楽園球場ですが、1937年の完成ということもあり、老朽化が隠せなくなりました。そこで1987年に球場としての役割を隣の後楽園競輪場跡地に建設中の新球場に引き継ぐことを決定し、同年11月に閉鎖、翌年解体されました。

 

 

 解体前には「日本野球のメッカ」との別れを惜しみ、巨人OB-他球団OBの試合が開催されるなど、盛大にイベントが開催され、球場は幕を下ろしました。

 

 

 

 

 

 そんな日本野球の聖地であった後楽園球場跡は、現在どのようになっているのでしょうか。

 

 元々球場があった場所を見てきました。

 

 

 


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  後楽園競輪場跡地には日本初のドーム球場東京ドームが建設され、後楽園球場があった場所は「東京ドームシティ」の一部になっています。

 

 正確な場所で言うと、2~3枚目の写真の位置、ミーツポートや小さなこども向けの小さな遊具が集まっているところあたりが後楽園球場があった場所です。

 

 

 現在は後楽園球場の遺構は残っていませんが、東京ドーム内にある「野球殿堂博物館」には、後楽園球場のベンチなどが展示されています。

 

 

 

 かつて「野球のメッカ」と言われた後楽園球場、テーマパークを併設した「ボールパーク」との一部して新しく生まれ変わりました。

 

 また新しく作られた「東京ドーム」は、後楽園球場の役割を引き継ぎ、野球のみならず、コンサート、ミサ等と様々な用途に使われる多目的ドーム球場として、世界中に知られるようになりました。

 球場の形は見えなくなっても、後楽園球場の残した功績は今でも後継球場を通して感じることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 後楽園球場/東京ドームの最寄り駅は水道橋駅。水道橋の麺といえば、ここしかないでしょう。

 

 


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味玉中華そば(¥830)

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特製卵かけご飯(¥280)



 

 

 「中華そば 勝本」元フレンチの料理長が作るラーメンは、鶏と魚介のUmamiに満ちた、とっても美味で、でもどこか懐かしさを感じるような一杯。

 

 素材に強いこだわりがあり、スープには名古屋コーチンをはじめとした様々な鶏の部位と、九十九里の煮干、薩摩の本節や鯖節、土佐清水の宗田節、牛深産の平子鰯などを使用、葱は江戸野菜の千住葱、味玉には津軽じょっぱりを使用しています。ここまでこだわられた素材が、お互いに邪魔せず、しかしそれぞれの味を主張していて、とても洗練された一杯に感じます。

 

 また麺は浅草開化楼の特製麺。小麦の香りとモチッとした食感が最高です。

 

 

 

 また、限定30食の「特製卵かけご飯」も絶品です。

 

 この卵は味玉とは異なり、兵庫の「宝友卵」で、濃厚な味わいです。塩昆布といっしょにかき混ぜて書き込むと、昆布と卵のUmamiが口いっぱいに広がります。

 

 実はTKGがあまり好きじゃない私ですが、これはとってもおいしくぺろりと完食。味も優しめでラーメンと一緒に食べてもお互いの味を阻害しない、非常にバランスのいい一杯です。

 

 

 

 

 営業時間も長めで通し営業なので、用事の後に寄りやすいお店です。野球観戦後でもよし、授業のあとでもよし、デートの後ならマスト。

 是非訪れてみてください。

球場跡地と麺④-駒沢野球場-

 試験が終わりました。来年も学生か、それとも無職のフリーターになるのか、水曜日に結果が出ます。

 

 

 

3.駒沢野球場-東映フライヤーズ-

 

 

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 球場跡について調べてみると、首都圏の球場建設の大きな目的の一つに「後楽園球場での過密日程の解消」があるようです。

 

 1952年のフランチャイズ制導入以後、関東近郊においてプロ野球公式戦を開催できる球場が少ないことから、後楽園球場を多くの球団が本拠地として利用するようになりました。

 結果、1953年シーズン時点で後楽園球場を本拠地としていた球団は、読売ジャイアンツ東急フライヤーズ(のちの東映、現:北海道日本ハムファイターズ)大映スターズ(のち毎日と合併、ロッテの前身の一つ)毎日オリオンズ(現:千葉ロッテマリーンズ)国鉄スワローズ(現:東京ヤクルトスワローズ)の5球団であり、ダブルヘッダーはもちろん、トリプルヘッダーも組まれるなど、後楽園球場での過密日程が問題となっていました。

 

 

 そこでその過密日程解消のため、各球団が本拠地となる球場建設を始めました。

 まず1953年、旧陸軍駒沢練兵場跡に東急が「駒沢野球場」を建設しそこに移転、(球場は完成後、東京都に寄付)

 遅れて1962年に大毎(大映と毎日の合併球団、現:ロッテ)が新たに建設された東京球場に移転、

 1964年に国鉄神宮球場に移転し、やがて後楽園球場の過密日程は解消されました。

 

 

 

 旧陸軍駒沢練兵場跡に作られた駒沢野球場は、後楽園球場の過密日程解消以外にも、自社線沿線への誘客という目的もありました。

 当時あった東急玉川線(現:東急田園都市線の一部)の駒沢駅近くに球場があり、さらに公式戦開催時に近隣の駅からバスを出すなどし、顧客輸送に力を入れていた様子がうかがえます。

 

 しかし、球場建設が急ピッチで進められたこともあり球場設備は決していいものではなく、グラウンドも内外野共に土のグラウンドでした。

 また当時は周辺が畑ばかりで、肥料の悪臭が漂ってきたりすることもあって、決して評判もよくありませんでした。フライヤーズの選手も環境の悪さを嘆き、球団の低迷もあって、初期は観客動員数も芳しくない状態が続きました。

 

 

 その後、球場を整備、照明の設置や外野への芝の設置などの改良を施すと、球団の好調も相まって観客動員数は徐々に増加。のちに3000本安打を記録する張本らを擁し「駒沢の暴れん坊」の異名を持ったフライヤーズは、1961年に名将、水原茂を招聘すると、黄金時代へと進んでいきました。

 

 

 しかし同年、東京都から「1964年開催の東京オリンピックの会場整備のために、用地を返還して欲しい」という要請がありました。球場の所有者は東京都であるため、同年限りで駒沢野球場は完成からわずか9年で閉鎖、東映フライヤーズは本拠地を神宮球場に移すことになりました。

 

 皮肉にも、「駒沢の暴れん坊」と呼ばれたフライヤーズは、水原監督の下移転初年度の1962年に球団史上初のリーグ優勝、更に日本一にも輝きました。初めての胴上げは、駒沢では叶いませんでした。

 

 

 

 プロ野球では駒沢野球場での胴上げは叶いませんでしたが、学生野球では歴史的な胴上げの舞台となりました。神宮球場での全日程開催が難しかった東都大学リーグのうち、いくつかの試合が駒沢野球場で行われました。

 

 

 1958年の秋期東都大学リーグは、大接戦の末、中央大、日本大、学習院大が並び、優勝決定戦が行われることになりました。しかし優勝決定戦を二回行っても優勝が決まらず、第三戦が神宮球場から駒沢野球場へと舞台を移して行われました。

 

 11月23日に学習院が日大に勝利すると、翌24日、中大相手に5-2で勝利し、同大初の東都大学リーグ優勝を決めました。当時在籍していた皇太子殿下(現上皇陛下)も見守る中での優勝に大学野球のみならず大きな話題となり、AP電(AP通信)が全世界に向けてこの優勝を伝えるほどの出来事となりました。

 

 なお、2020年現在、東都大学一部リーグにおける学習院大の優勝は、この一度のみとなっています。

 

 

 

 オリンピックのために都に返還されることになった駒沢野球場。その後、どのように転用されたのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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 お察しの通り、駒沢野球場は、都に返還されたのち「駒沢オリンピック公園」として整備されました。野球場は取り壊され、球技場、体育館等が建設、オリンピックの第2会場として使用されました。

 

 オリンピック後も公園内の施設は様々な大会に用いられ、大会のない日も園内を散歩するカップル、芝生で遊ぶ親子連れ、ランニングをする陸上部員、ベンチで体を焼くおっさんで賑わっています。

 

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第二球技場 この第二球技場と補助球技場の間あたりに駒沢野球場があったとされている



 なお、現在公園内には「硬式野球場」がありますが、これはかつての駒沢野球場とは全くの別物。

 

 

 高校野球等で使われるこの球場は、2018年より工事が入り、人工芝化するなど、大きな改良が施されました。

 

 私が高校時代、引退試合を行ったのは駒沢球場(現在)でのいい思い出です。あの一塁横が深く掘られていて、シロツメクサの生え散らかしたボコボコの外野、非常にやりづらかった印象です。人工芝化して、少し寂しいですね。

 

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硬式野球場 中学・高校野球公式戦のほか、高校やシニアチームの練習にも使用されています



 

 

 

 

 

 

 駒沢で麺、といったら、ここしか思い浮かばないでしょう。環七沿いにある、今や世界のブランドともなっている「せたが屋/ひるがお」です。


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 こちらの駒沢本店は、昼は塩ラーメンの「ひるがお」、夜は魚介スープの「せたが屋」として営業しています。本店至上主義の私、何年も前からここに来ることを夢見ていました。

 

    訪問は平日の13時半頃、席は減らされていながらもほぼ埋まっていました。

 

 

 

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塩玉らーめん(¥860)+大盛(¥110)



 

 スープは黄金色の美しい色。貝をUmami、それに続く魚介のUmamiは一口飲むと止まらなくなりそうです。

 またゆず皮がこっそりと入っています。時折感じるゆずの香りが、またスープにアクセントを加え、さっぱりとした印象を与えます。

 

 麺は細麺。少し固めに茹でられており、食感もよく、小麦香るおいしいオリジナル面です。こういう塩ラーメンにはやはり細麺ですね。

 

 

 特徴的なのが、上にかかった貝粉末とあおさのり。貝の粉末はもちろんUmami。いろんなUmamiをブレンドしたスープですが、これで貝のUmamiをより強調し、独特の風味をまた感じることができます。

 

 あおさのりもまた香りを加えるアイテムです。あっさりとした魚介系スープの塩らーめんに、あおさが合わないわけありません。もちろん終盤に、香り、味の変化を楽しみながら溶かします。

 

 

 

 いまやどこでも食べられるようになった「ひるがお」「せたが屋」ですが、本店はここです。高校野球応援やスポーツ観戦の帰り、少し歩いて本店の味を楽しんでみるのもいいと思います。

 

 

 昼に行くもよし、夜に行くのもよし。一度食してみて下さい。

球場跡地と麺③-横浜公園平和野球場(ルー・ゲーリック球場)-

 今回扱う球場について、本来のテーマとズレているではないかとか指摘を受けそうですが、「球場の跡地」が今どのようになっているか、という点を見るのが目的なので、こういう例もあるんだなということで見逃してください。

 

 

 

3.横浜公園平和野球場(ルー・ゲーリックスタジアム)

 

 

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 神奈川県横浜市にあった「横浜公園平和野球場」の歴史は、明治時代まで遡ります。

 

 

 1874年、横浜にあった外国人居留地クリケットグラウンドが作られ、ここでクリケットや野球が行われました。1896年には旧制第一高等学校と横浜在住のアメリカ人チームで野球の試合が行われるなど、日本と海外のスポーツ交流の場として用いられました。

 

 1923年の関東大震災でグラウンドがあった公園が損壊し、その復興事業として1929年、「横浜公園球場」が完成しました。こけら落としとして早慶新人戦が行われ、スタンドは満員になりました。

 

 

 1934年、この年行われた「日米野球」は、ベーブ・ルースルー・ゲーリックレフティ・ゴメスら超大物メジャーリーガーが参加し、日本における職業野球(プロ野球)創設のきっかけとして知られています。その第九戦がこの横浜公園球場で行われ、全日本は4-21で大敗しました。しかし、今でも伝説として語り継がれているメジャーリーガーがこの球場でプレーをしたというのはとても大きな出来事です。

 

 

 戦後、この球場は米軍に接収されることになりました。接収後も球場では野球が行われ、球場名も開戦直前に亡くなったルー・ゲーリックにちなみ「ルー・ゲーリック球場」と変更されました。

 接収中は主に連合国軍の兵士らによって野球が行われていましたが、その際に夜間でも試合ができるように、連合国軍によってナイター設備が整備されました。日本の球場でナイター設備はまだ普及しておらず、プロ野球でもナイターゲームは行われていませんでした。

 

 

 そんなナイター設備に注目したプロ野球は、連合国軍から球場を借り受け、1948年8月17日、日本プロ野球初のナイターゲーム東京巨人軍-中日ドラゴンズ戦)が行われました。結果は3-2で中日が勝利しました。

 

 それまで大学野球ではナイターゲームが行われていたものの、プロ野球での開催はこれが初でした。しかし、このナイター設備は現在ほど明るく照らすようなものではなく、球がよく見えないことからトラブルがいくつか発生したそうです。

 そんな環境がとてもいいとは言えないようなナイター初試合でしたが、ナイターゲームが普通となっている今を考えると大きな出来事であり、この日は「プロ野球ナイター記念日」として記念日にもなっています。

 

 

 その後1952年に球場の接収が解除され、1955年に球場名が「横浜公園平和野球場」と変更されました。以降、この球場は「平和球場」として横浜市民に親しまれるようになりました。

 

 その後もこの球場では多くの試合が行われましたが、プロ野球メインではなく、学生野球や社会人野球が主な試合でした。

 結局「横浜公園平和野球場」を本拠地とするプロ野球球団はなく、老朽化も進み1970年にはスタンドの上半分が使用禁止となりました。その結果収容者数が激減し、アマチュア野球の大会でさえ使えない球場となってしまいました。

 

 

 そして1977年、横浜公園平和野球場は解体され、球場跡地で新しい施設の建設が始まりました。

 

 

 

 

 球界の歴史に残る一戦が行われた横浜公園平和野球場。解体された後、跡地はどのように利用されたのか。

 

 「横浜公園平和野球場」という名前からわかっている人も多いと思いますが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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 収容者数が減った球場に対し、横浜市に対して球場の建て替えを求める署名が寄せられ、それと同時に川崎を本拠地としていた大洋ホエールズから本拠地移転の申し入れがあったために横浜公園平和野球場は1977年に解体、翌1978年に完成したのが、現在の

横浜スタジアム」です。

 球場跡地の、建て替えによる球場利用です。前回も一応フットボールスタジアムへの転用だったので、それと大差なさそうですね。

 

 

 球場完成と同時に大洋ホエールズは横浜に移転、球団名を「横浜大洋ホエールズ」と改めました。以後、大洋、横浜主催公式戦をはじめ、日本初の多目的スタジアムとしてアメフト、コンサートなど様々な用途で使われています。

 

 更に球団が横浜DeNAベイスターズとなった後、球場の「ボールパーク化」構想が進展、2015年に株式会社横浜スタジアムDeNAの子会社化し、球場設備、サービス面が大きく変わり、チームの好調も相まって大人気球場となりました。

 

 さらに2021年に開催が予定されている(2020年9月時点)東京オリンピックの野球・ソフトボール会場に横浜スタジアムは選ばれ、外野席に「ウィングシート」を増設、世界に誇れる球場へと進化を遂げました。

 

 

 

 大物大リーガーがプレーし、日本初のナイターゲームが行われた球場は、建て替えられて世界に誇れる球場として生まれ変わりました。今でもスタンドには日米野球が行われたことを記念し、ベーブ・ルース、ルー・ゲーリックのメモリアルレリーフが埋め込まれており、横浜公園平和野球場の記憶を残しています。

 

 TBS時代はどうだったか?その頃もいい球場でした。あの頃もいろんなサービス等で人を集めようとしていましたね。三浦大輔グローブプレゼント、ハーパー本塁打時の有明のハーバー無料配布、スタプリタイム等、子どもながら嬉しいサービスが結構ありました。

 まあチーム成績があれだったのでスタンドはくっそガラガラでしたが。

 

 

 

 

 

 

 野球を観る目的でしか利用したことのないハマスタ最寄りの関内駅ですが、球場とは反対側の出口から北へ少し歩くと、私の大好きな麺屋があります。

 

 

 「灰汁中華丿貫 福富町本店」。昼はラーメン店、夜は日本酒専門店の二毛作を行っており、濃厚な煮干ラーメンを味わえるお店です。


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 本店は夜の部のみ訪問。ここでしか味わえない残草蓬莱や昇龍蓬莱といった日本酒や、絶品の料理が味わえます。

 

 日本酒は+100円で炭酸化することもでき、これまでに味わったことのない、新しい飲み方を楽しむことができます。また、ここ限定の「残草蓬莱『Queeen活性にごり』」のように、元々微炭酸の日本酒もあります。

 

 蔵元さん曰く「今は炭酸化した日本酒が人気が出始めている。普通の日本酒でも、炭酸化すると味わいが変わったりして面白く、いろんな酒蔵が注目している」んだそう。

 一度ここを訪れた蔵元さんは、日本酒を全種炭酸化して飲み、歩けないほどべろべろになってしまったそう。それほどおいしいということですね。

 

 

 夜間の日本酒専門店の時間でも、〆に煮干蕎麦を食べることができます。煮干をベースに、様々な食材をスープとした、とってもUmamiたっぷりのラーメン、そして数量限定ですが余ったスープをリゾットにして〆ることができます。

 トッピングは葱だけですが、それだけでも十分。その日のラーメンが何かはTwitterをチェックです。

 

 

 

 蔵本の人がおいしくてつい飲み過ぎてしまうという日本酒と、ついつい頼みすぎてしまう料理、そして絶品煮干中華。

 仕事終わり、遊んだ帰り、お祝い事の際に是非一度訪れて見てください。

 なお、夜営業は予約をしたほうが、確実に座れるので電話予約を推奨します。

球場跡地と麺②-川崎球場-

 第二回目は、私が最もよく通っている球場跡地で、跡地利用としてもとても合理的であると考えられる場所です。球場閉鎖後の状況は以前ここでも紹介しているので、詳しいことはあまり書きません。

 

 

2.川崎球場 -高橋ユニオンズ大洋ホエールズロッテオリオンズ-


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 「閑古鳥の鳴く球場」として有名だった「川崎球場」。元々人気のなかったパ・リーグの弱小球団が本拠地としていたため、ガラガラのスタンドで麻雀や流しそうめんが行われる様子が普通でした。

 

 

 元々は社会人向けの球場でしたが、1954年に高橋ユニオンズが本拠地として使用を始め、翌1955年からは大洋ホエールズ(現:横浜DeNAベイスターズ)も川崎球場を本拠地としました。大洋が本拠地としている間、川崎球場では王貞治が「一本足打法」を披露したり、阪神佐野仙好が外野フェンスに激突して頭蓋骨を骨折、日本の球場におけるラバーフェンス設置のきっかけになるなど、大きな事件もありましたが、球史に残る出来事は、1978年大洋の横浜移転後に川崎を本拠地とした、ロッテオリオンズ(現:千葉ロッテマリーンズ)の時代に多く起こりました。

 

 

 この頃の川崎球場は老朽化が進み、古くて狭い球場で行われるパ・リーグ弱小球団の試合に関心を持つ人は少なくなりました。駅前や銭湯で無料券を配っても入場者は増えず、この頃から「閑古鳥の鳴く球場」となりました。そんな球場でも、1980年に張本勲が日本初の通算3000本安打本塁打で達成、1985年に落合が三冠王達成するなど、偉大な記録達成の舞台となりました。

 そして1988年、「10.19」として語り継がれる伝説のダブルヘッダー川崎球場で行われ、閑古鳥の鳴く球場が伝説の舞台となりました。

 

 

 10.19をきっかけに川崎球場は改修を重ねましたが、それでも隠せない老朽化と、異常に少ない観客動員を理由に1991年を最後にロッテは千葉へ移転、2000年に球場は閉鎖されました。

 ちなみに1991年、ロッテは「テレビじゃ見れない川崎球場。」というキャッチコピーを掲げ、球団史上初の観客動員100万人を達成しました。初芝清の応援歌にも歌われたロッテの悲願が達成されたものの、翌年に移転してしまうというのに悲しさを感じます。

 

 

 

 そんな川崎球場跡は、現在どうなっているか。以下の記事に答えが書いてあります。

 

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 記事の一番最後に書かれているように、川崎球場跡は現在「富士通スタジアム川崎」として使用されています。アメリカンフットボールチーム「富士通フロンティアーズ」の本拠地として、主にアメリカンフットボールの試合に利用されています。

 試合のある日には出店も並び、日本のアメフトファンでとても盛り上がっています。

 

 

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 見た目は全く別の球場になってしまいましたが、スタジアム内には、フェンスの一部など川崎球場時代の遺構が残っており、かつての面影を感じさせます。

 またスタジアム外には川崎球場時代の備品や記念品を展示する施設もあり、張本の3000本安打記念品などの貴重な資料を見ることが出来ます。

 

 

 富士通スタジアム川崎では、毎年「川崎球場の歴史を振り返るイベント」を実施し、川崎球場時代の歴史を後世に語り継ごうとしています。球界の歴史に名を刻んだ球場は、使用されなくなった後も「川崎球場」として生き続けています。

 

 

 

 

 今回紹介する麺は私は、あまり好んで食べるタイプではないものの、結構本格的でおいしいと言われているお店です。

 京急川崎駅近くにある「麻婆まぜそば 麻ぜろう」では、その名の通り麻婆豆腐を麺にかけた「麻婆まぜそば」が食べられます。

 

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麻婆まぜそば(¥850),ライス無料

 

 スパイスのよく効いた麻婆豆腐はほどよくしびれる辛さで、本格的な味わい。ムチッとした特注平打ち麺に麻婆豆腐がよく絡み、UmamiとKaramiを同時に味わえます。
 ライスは無料でつけることができ、余った麻婆豆腐を上にかけて丼として〆ることもできます。この旨辛さ、ビールが欲しくなるかもしれません。

 

    私は辛いものがとても苦手ですが、そんな人でも温玉を割ってマイルドにしながら食べると美味しく味わえます。

 

 

    辛いものジャンキーからも一定の評価を得ている麺屋です。麺好きも、四川麻婆豆腐が好きな人も、近くに来たら寄ってみてください。

球場跡地と麺① -平和台球場-

 友人と話している際、球場跡地の土地利用についての話題になりました。今から半世紀ほど前の日本には、今よりも多くのプロ野球球団があり、本拠地球場も今とは違う場所にいくつも存在していました。そのうち球団は合併、消滅を繰り返し、使われなくなった本拠地球場は取り壊されることとなりましたが、球場のその後について考えたことはあまりなかったことに気づきました。

 

 スマホのカメラロールを見てみると、かつて野球場があった場所に足を運んでいたことがありました。勉強の気分転換に、少し球場跡地について見てみたいと思います。ついでに近くの麺屋も紹介します。

 

 

1.平和台球場 -西鉄ライオンズ福岡ダイエーホークス-
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 福岡県福岡市、舞鶴公園の一角にあった野球場が「平和台球場」。福岡城のすぐ脇にあった、日本でも珍しい球場です。

 

 西鉄ライオンズ(現:埼玉西武ライオンズ)が本拠地として使用していた1954年から始まった西鉄の黄金期を始め、観客が選手に襲いかかる大乱闘となった「平和台事件」の舞台となるなど、球界の歴史の舞台となった球場でした。球団名が西鉄からクラウンライターライオンズとなり、1979年に「西武ライオンズ」となって埼玉へ移転した後しばらくは本拠地とする球団はありませんでしたが、1988年の南海ホークス身売りによって誕生した福岡ダイエーホークスの本拠地に1989年からなり、1993年の福岡ドーム(現:福岡PayPayドーム)完成まで使用されました。

 

 2018年8月、ソフトバンク-ロッテ2連戦を観に福岡へ行ったついでに平和台球場跡を訪問していました。球界の歴史の舞台となった球場の跡地はどのように変わったのでしょうか。

 

 

 

 


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 平和台球場跡は、芝生の広場となっていました。一段高い福岡城から降りた先、城内と城外の境のような場所に、広々とした広場が広がっています。しかし、その広場の形は球場の形そのままで、ところどころに球場時代の名残がありました。

 

 外周にはフェンスが建てられ、広場の南外側の通路は少し低くなっているなど、かつてここに野球場があったことをうっすらと感じさせるものになっていました。

 

 


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スロープ状になっている広場への入り口。外野席への入り口だった?

 

 

 西鉄黄金期は福岡の人にとっても歴史的なことで、ライオンズが埼玉に移転した現在でも、歴史の1ページとして語り継がれています。球場跡にはところどころに下のようなパネルがあり、西鉄ライオンズの栄光を語り継いでいます。

 

 


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 ちなみに平和台球場の下にはかつて「鴻臚館」という古代の外交施設があり、平和台球場閉鎖後に発掘調査が行われました。

 球場の外側には鴻臚館に関する博物館があり、広場内にもかつて鴻臚館があったとされる場所に線が引かれており、球場跡は史跡としても活用されています。一応日本史用語集にも載っていたので、早慶を受験する人は「鴻臚館」という名前を覚えておいてもいいかもしれませんね。

 


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 平和台球場は、その立地していた場所の特殊性から、跡地を広場、史跡として活用していました。このような球場跡の例は他にないと思われます。というか城内に球場がある例は他にないでしょう…

 

 

 

 

 この日は平和台球場を後にした後、そのまま元祖長浜屋で昼食を取りました。

 


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ラーメン(¥550),替え玉(¥150)

 

 長浜ラーメンの老舗で替え玉発祥とも言われています。歴史を感じた後は歴史を感じる一杯を。

 卓上のゴマ、紅ショウガはお好みで、ラーメンタレは替え玉時に。コールは「ベタナマ」。ルールは事前に予習してから行きましょう。

 

 

 

 球場跡の訪問ってあまりしていないのですが、今年はほとんど外出できていないので、いろいろ落ち着いたタイミングで球場跡をめぐる一人旅とかしても面白いかもです。

 その辺は試験が終わってから考えることにしましょう。勉強に戻ります。

 

過去美味かった麺を振り返る-東京以西-

最終回です。振り返ると、本当にたくさんの麺を食べてきたなと思います。ここに挙げている麺は特に美味しかったものを選んで挙げているので、実際に食べた量は更に多いということ…自分でもびっくり。

 

最後は東京以西です。主に名古屋、京都、大阪、福岡を扱います。今回は名店中の超名店も登場しますので、是非旅行の参考にしてみてください。

 

 

105.新福菜館 本店@京都
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京都ラーメンの代表格、新福菜館の本店です。新幹線への乗り継ぎまでの一時間で急いで食べた思い出のお店。

 

黒い見た目に対して思ったよりも味が濃くないのが新福菜館の特徴。しかし本店は醤油の味がしっかりと効いた感じで、私の好みドストライク。

細麺は少しヤワめ。柔らかいチャーシューも美味。

ヤキメシはしっとりめ。ラーメンのカエシを使っているため色が茶色く、カエシの香ばしさが食欲を駆り立てます。

 

隣の第一旭と共に行列のできる名店として知られるこの新福菜館。東京にも暖簾分けが麻布と秋葉原、浅草にあるので、食べたくなったら是非。京都に行ったら、並びのこの二軒は要チェックです。

 

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106.新福菜館 大津京
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こちらは大津京駅前にある、新福菜館の暖簾分け店。ラーメンをいろいろとカスタマイズできるのが特徴です(詳細は過去記事参照)。

 

こちらのラーメンは、動物系Umamiが強めな印象。固めにした麺との相性もよく、これもまた美味しい。チャーシューは赤身が多め。でも柔らかくて美味。

ヤキメシはパラめ。醤油の効いた香ばしい味です。こっちの濃さを、スープで合わせる。美味しいセットですね。

 

独特のサービスがあり、面白い新福菜館です。なかなか大津京駅に立ち寄る機会はありませんが、近くに来たら寄ってみて、違いを確かめてみてください。

 

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107.肉うどん さんすけ@丸ノ内
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このシリーズ唯一のうどん店です。ではなぜ紹介するのか?理由は店主さんです。

このお店は、ラーメン二郎大宮店の店主さんが開業したうどん屋です。麺にこだわり、スープと合ううどん作りに日々精進していらっしゃいます。

 

そんなこの店の看板メニューが「濃厚焼豚うどん」。そうです。二郎のような濃厚豚骨スープにうどんを入れ、上にヤサイ、ニンニク、アブラ、どでかブタを乗せた、麺以外完全二郎のうどんです。

元二郎の店主さんということもあり、味はもちろん二郎そのもの。豚のUmami、アブラの甘み、ニンニクの香りがたまらなく美味いです。ちょっと細めな麺は二郎の平打麺とまた太さが近く、本当に二郎を食べていると錯覚してしまいます。

 

一風変わった、しかし美味しいうどんが食べられるのは全国でもここだけ。名古屋に行く用事があったら、是非一度は食べて欲しいお店です。

 

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108.ラーメン荘 歴史を刻め 新栄店@新栄町
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関西を中心に展開する「ラーメン荘」グループの一つ、「歴史を刻め」の新栄店です。愛知県唯一のラーメン荘グループのお店です。

 

初めてのラーメン荘でしたが、予想以上にあっさりとした、そしてアブラたっぷりのラーメンが食べられます。スープは野菜の甘みUmamiがたっぷりと溶け出したもので、ジャンクさは控えめ。しかし背脂がデフォでたっぷり入っているため、その重さが敵となります。

 

背脂の重さにやられましたが、肝心の味はとっても美味しく、二郎とはちょっと違うけど、でも食べたくなる味でした。白山の「俺の生きる道」や各地のラーメン荘にも行ってみたいです。

 

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109. 人類みな麺類@南方・西中島南方
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並ぶのが嫌いな関西人が、何時間並んででも食べたいという程の大阪No.1店がこの「人類みな麺類」。大阪の麺屋って独特なネーミングの店が多いですよね。

 

なんとも凄い味。Umamiが凄く強く、甘いおつゆのようなスープと麺が最高に美味しくて箸が止まりません。超トロトロのチャーシュー、白身もとろける味玉…この美味しさは私の語彙力では表現できません。是非大阪に行って食べて欲しいです。この美味さは本当にやばかったです…。

 

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110. ストライク軒@天神橋筋六丁目
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こちらも大阪の名店。名前の通り野球に絡めたお店、ラーメンが味わえます。メニューは王道醤油の「ストレート」と、鶏白湯にホタテを合わせた「シンカー」の二種があります。

 

いただいたのは「シンカー」。濃厚な鶏白湯のUmamiの後に、ほのかに感じるホタテのUmami。濃厚なのに重くなく、さらっと飲めるスープがとても美味しいです。

トッピングも独特で、特に蛤が美味しかったです。蛤+鶏のUmamiコンボは最高でした。

 

夜遅くまでやっているため、飲みの〆にもぴったり。次訪時は直球勝負をしてみたいです。

 

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111. 元祖長浜屋@赤坂
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昭和27年創業、福岡、長浜ラーメンの最古参の老舗です。行列ができるものの、とっても回転が速いことでも有名です。

 

ここでは注文時に呪文を唱えることでも知られています。今回は「ベタナマ(バリカタ油多めと同義)」を注文。

豚骨のUmami、固めの麺の食感、しっかりと味のついたチャーシュー。ネギもいいアクセントです。替え玉で「ナマタマ(バリカタ替玉と同義)」を注文し、卓上のタレを追加して優勝。これが元祖の味…

 

少し味は薄めでしたが、これはどうやらハズレの模様。夜の部ならもっと美味しいという情報もありました。一杯500円並んでもすぐ入れるガンナガ。福岡旅行の際は是非立ち寄ってみてください。

 

 

112. 天神屋台@天神
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最後は、博多天神にある屋台を紹介。博多、中州、天神は夜になると屋台が並び、仕事終わりの人などで賑わいます。基本はお酒を飲む屋台ですが、その屋台でもラーメンを味わうことができます。
 

1枚目は「天神屋台博多ラーメン宗」の焼きラーメンソース焼きそばの麺がラーメンの細麺になっているというものだが、濃厚なソースとよく効いた胡椒がお酒を加速させる味わいになっています。

2枚目は「SATSUMAYA」のとんこつラーメン。これぞ屋台ラーメン、という味わいで、意外とあっさりとしたスープ。しかししっかりと豚骨のUmamiを感じ、飲みの〆として最高の一杯となりました。

 

いくつかのラーメンジャンルの原点は屋台であることがあります。その原点の味を味わうこと、またゆったりとした雰囲気の中でお酒を飲み、その〆として一杯啜ること。そんな時間がまた幸せだったりします。

お酒も料理も、もちろん麺も、とっても美味しい屋台が福岡にはたくさんあります。旅行に行った際には、一度は屋台でしっぽりと呑んでいくのも楽しいですよ。ただ、ぼったくり店には注意。

 

 

 

【番外編】福岡PayPayドーム@唐人町
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平和台球場に本拠地を構えていた福岡ダイエーホークスが、1993年に移した本拠地が「福岡ドーム」(現:福岡PayPayドーム)です。日本初の開閉式屋根を持つドーム球場で、年に数回屋根を開けた試合が行われています。

 

ここにもいろんな球場メシがありますが、個人的に美味しかったのは2枚目のギータハイボール。メロン氷の入ったこのお酒、結構美味しいです。

3枚目の「城所選手のエグイ!チャーシュー丼」は、個人的にとっても好きなグルメでしたが、2018年に城所は戦力外通告を受け引退。今ではもう食べられない球場メシになってしまいました…

 

ここで野球を観て勝った後に天神で飲む酒は最高に美味しかったです。またこの悦びを感じたいです。

 

 

【番外編】阪神甲子園球場@甲子園
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高校野球の聖地、阪神タイガースの本拠地球場です。実は一度だけグランドに立った事があります。小学生の時、外野ファールゾーンで踊りました。

 

甲子園といえば三大グルメ。「甲子園カレー」「甲子園焼きそば」「ジャンボ焼き鳥」。もちろん全部制覇済みですが、今回紹介するのは次の二つです。

 

一つは「甲子園ハイボール」。ウィスキーの香りとミントの爽やかさのハーモニーが最高に美味しいハイボール。特に夏の暑い時期にこの爽やかなハイボールはよく合います。これまで飲んだハイボールの中で一番好きかもしれない味です。

もう一つが「メッセの豚骨醤油ラーメン」。ラーメンが大好きな虎のサムライこと、ランディ・メッセンジャー投手がプロデュースしたこのラーメン。濃いめな家系っぽい味わいの中に、たっぷり入ったフライドガーリックの香りが加わり、とても美味しい一杯になっています。量も結構あり、腹ぺこでもある程度満足できる球場メシでした。

虎党のみならず、他球団ファンからも愛された一杯でしたが、こちらも2019年のメッセンジャー引退に伴い食べられなくなってしまいました…非常に残念でした。

昔はスタンリッジの影に隠れてサブ的な立ち位置だったメッセがまさか阪神のエースになってウィリアムス並のレジェンドになるなんて思ってなかった…サンキューメッセ

 

 

 

 

以上、112店+αを紹介してきました。よくこんなに味を覚えているなと自分でもびっくりです。

どこも美味しいお店ばかりです。ここで紹介できなかった美味しいお店もあります。

緊急事態宣言が解除され、まだ警戒は必要ですが外出もできるようになってきました。

 

もしよかったら、用事ついでに、ここで紹介された麺屋に足を運んでみてはどうでしょうか。

溜まったストレスを、美味しいものを食べて発散してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。豊かな麺活をお送りください。

過去美味かった麺を振り返る-東京以北-

今回は、東京より北にあるお店を紹介します。これ含めてあと2回やります。全部で何店紹介することになるか…

 

 

96. ジャンクガレッジ 大宮駅前店@大宮
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 六厘舎グループの経営する二郎インスパイア店。埼玉を中心に展開されていて、初めて行ったのは大宮駅前店でした。

 

ジャンクガレッジといえば「まぜそば」。ニンニク、アブラ、チーズ、辛味、エビマヨ、ベビースターのトッピングが選べますが、もうジャンキーなのがここからわかります。

麺の量も選べるのがいいところ。ビール飲んでジャンプしまくった体に程よい量のジャンクがキマると幸せな気持ちになれます。

 

正直、心身ボロボロで食べたのであんまり詳しく味は覚えていないのが残念なところ…

ジャンクガレッジ自体は色んなところにあるので、気軽にジャンクを感じたい時は寄りたいお店です。

 

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97. うさぎや@寄居
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寄居駅から徒歩7,8分のところにあるラーメン店。国道沿いのプレハブ小屋のような見た目ですが、味は美味しいという噂を聞き、行ってきました。

 

注文したのは「らーめん (こってりめ)」。こってりコールをすると、背脂を入れてくれます。

スープは魚介がメイン。節や煮干の丁寧なUmamiを感じます。そこに鶏ガラや豚骨の動物系Umamiが重なってまろやかな印象の美味しさです。こってりめにすると背脂の甘みも加わってさらに美味。

麺は太麺と細麺が選べましたが、今回は細麺に。スープと程よく絡む、小麦香る麺です。個人的には、細麺のが合いそうな味に感じました。

 

合宿に向かう途中、乗り換え待ちの時間で食べたラーメンでしたが、とっても美味しかったです。スープに地元産の野菜を使うなど、素材にもこだわって作られています。寄居へ行く際は、ちょっと時間に余裕をみて、是非寄ってもらいたいラーメン屋です。

 

 

98. 上海@喜多方
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 今から5年前、家族旅行で喜多方に行った際に食べたラーメンです。当時はラーメンについて詳しくなく、「喜多方ラーメンが食べれる!」という気持ちだけで店に入ったのを覚えています。

 

 あっさりとしたスープは、豚骨ベース。喜多方ラーメンの特徴である太めの縮れ麺は熟成麺を使用している模様。チャーシューメンは器一面に薄切りチャーシューが敷き詰められる贅沢な一杯です。一般的な喜多方ラーメンのイメージ通りのラーメンが味わえます。

 

味の詳細までは覚えていませんが、長い距離を走った後に啜ったこの一杯が美味しかったのははっきりと覚えています。喜多方には他にも名店がたくさんあります。また行きたいな。

 

 

99.愛染@米沢
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山形県は日本一ラーメンを食べる県として知られています。その南部に位置する米沢市は「米沢ラーメン」というご当地ラーメンが有名です。

 

上杉神社近くにあるこのお店は、安くて量があり、美味しいラーメンが味わえます。

鶏と煮干でダシを取られたスープに大量の背脂が乗った「濃厚ラーメン」(背脂多め)を食べましたが、米沢ラーメンらしからぬこってりとした味で新鮮な感じでした。この背脂、どうやら米沢牛の背脂らしいです。なんと贅沢な。

麺は平打ち縮れ麺。大盛りでたっぷりと麺が盛られ、大満足の一杯でした。

 

細縮れ麺を使ったあっさりとした醤油ラーメン、という米沢ラーメンとは少し違ったスタイルのラーメンが食べられる、特徴的なお店です。普通のラーメンも安価に味わえるので、伝国の杜を訪れた際、寄ってみてください。

 

 

100.金ちゃんラーメン 米沢店@南米沢
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米坂線の南米沢~西米沢の中間当たりにあるお店です。南陽市にある「中華そば 金ちゃん本店」の暖簾分けのようです。

 

ここで食べられるラーメンは、正統派の米沢ラーメン。鶏ガラベースのスープはあっさりとしていて食べやすく、自家製の細縮れ麺とよく合います。手切りの分厚めチャーシューも嬉しいところ。

 

特にこれといった特徴はありませんが、これぞ米沢ラーメン、これぞ中華そば、といった味です。お昼時には地元の人で賑わう人気店。地元の味が食べたいときはここへ。

 

 

101.龍上海 米沢店@米沢
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赤湯の超名店「龍上海 赤湯本店」の暖簾分け店です。カップ麺にもなっているため、名前を聞いたことがある人も多いと思います。

 

煮干と鶏ベースの味噌スープとちょっと多めの太平打ち手揉み麺。そして最大の特徴が中央に乗った辛味噌。これを少しずつ溶かしながら食べていきます。あっさりめな味噌ラーメンから、辛味とコクのあるちょい辛味噌ラーメンへの変化を楽しめます。

 

ネギが嫌いだった祖父が唯一通い、座るだけで注文が通るほど好んだのがこのラーメンでした。それほど美味しい一杯。いつか赤湯の本店でも食べてみたいです。

 

 

102.えびそば一幻 総本店@東本願寺
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日本に「えびラーメン」ブームを巻き起こした火付け役の総本店。北海道初上陸後すぐに向かいました。

 

スープから感じるエビの香り、Umami。しかしエビだけでなく、動物系のUmamiも程よく合わさってくどくない味となっています。

小麦香る細麺との相性は抜群。卓上のエビオイルを垂らせばさらにエビを感じることができます。

 

東京でも食べられるこの味。北海道まで行かずにエビを食べたかったら、近くの一幻に寄るべし。北海道に行っても寄るべし。

 

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103.ラーメン二郎 札幌店@札幌
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北海道大学から少し歩いたところにある、北海道唯一の直系二郎。北大生が何人も並んでいました。

 

乳化したスープにオーション香る麺。これももちろん美味しいんですが、甘いヤサイとトロトロブタが何より美味い。ヤサイも楽しめる二郎はここだけではないだろうか。

 

奥に見えるのは有料トッピングの「タマチ」。他にも札幌限定のオリジナルトッピングがあるので、何度行っても楽しめます。札幌に来たのに二郎?とか言わず、まず豚野郎は向かうべし。

 

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104.すみれ 札幌中の島本店@中の島

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札幌一人旅最後に食べた有名店。コンビニで見た人は多いであろう、札幌味噌ラーメンの名店です。

 

アッツアツのスープはコクがあり、しかしさっぱりとした印象。モチッとした麺も非常に美味です。

味噌ダレの素材の味を感じるスープは、何度レンゲですくっても飽きない味。ショウガの風味や炒めた際の香ばしさも感じてとっても美味しいです。

 

コンビニ以外でも、東京ならお店があります。また、未訪ですが江戸川橋に長年ここで修行をした店主さんが営むお店があります。味噌の名店が少ない中、どうしても食べたくなったらここへ行きましょう。

 

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【番外編】メットライフドーム西武球場
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昨季パ・リーグ覇者、埼玉西武ライオンズの本拠地です。場外ホームランの出るドーム球場として知られ、なんjでは「猫屋敷」の相性で親しまれています。

 

夏は暑く冬は寒いこの球場ですが、駅から徒歩1分というアクセスの良さ、人がいなきゃ寝っ転がれる芝生の外野席などがお気に入りの球場です。

また、屋台、キッチンカー等のお店はドームの屋根の外側にあるため、火を使った美味しい料理が食べられます。写真はでっかいソーセージが特徴の「ビッグドッグ」。出来たてを味わえるのもここの特徴です。

 

これといった球場飯はありませんが、ドームに響く声援を聞きながら飲むビールは至福です。よければ外野席で一緒に飛び跳ねましょう。ジャンプしやすい球場っていいよね。

 

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【番外編】埼玉県営大宮公園野球場@大宮
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西武は年数回、県営大宮球場で公式戦を開催します。2019シーズンは、楽天とロッテがこの球場で西武と戦いました。

 

12球団のフランチャイズ球場以外での観戦は初めてでしたが、グルメ、ビールの値段は本拠地球場に準拠しているようです。以外と高かった…。

 

外野席の席数は少なく、傾斜もかなり急。だからこそ応援も熱くなる。延長11回、終電が迫る中試合を決めたのはあの人でした。

熱いムードの中、声を枯らして応援したこの試合、とってもいい思い出でした。またこの球場で試合を見てみたいです。

 

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緊急事態宣言解除から2週間が経ち、ラーメン屋も通常営業を行うところが増えてきました。どこも換気や消毒には細心の注意を払って営業しています。

ここで紹介したお店も遂に100を超えました。ラーメンが食べたくなったら、過去記事を読んで足を運んでみてはどうでしょうか。

 

このシリーズも、あと一回です。