大阪合宿二日目-ダイエット中の同期の言い訳-
前日歩きまくり、そして布団の都合上ソファで寝ることになって二日目の朝は体がえらいことになっていました。てかソファで寝ると体が痛くて1時間に一回は起きていました。辛い。
そんなこんなで迎えた二日目。新大阪まで歩き、新快速で芦屋へ。
駅に降りると目の前には遊びに出かけるんだろう普通にドレスを着た女の子が。そしてロータリーには中日の二軍の選手を乗せたバスが。情報量多すぎて処理できん。
バスに乗って向かった先は六麓荘。芦屋の中でも段違いな超高級住宅地です。
曲がった道、広い敷地、厳重な警備。何よりびっくりしたのは敷地内を天然の川が流れ滝もあること。ここは自分たちの住む世界とは全然違う。ネズミーランドにありそうな豪邸がたくさん。他の地域と世界観が全く異なりました。独特の空気感に圧倒されながら、この超高級住宅地をあとにしました。
阪急とモノレールを乗り継いで千里中央へ。ここで昼食をとることになったので、せんちゅうパルの中にある「あっちこっち」で昼飯を食べました。
豚玉、ごはん、味噌汁、たくあんがついてくる「豚玉定食」。炭水化物のまさかのコラボレーション。今回大阪に来て初めて食べる粉もんだったので、非常に美味しくいただきました。意外とお好み焼きとごはんって合うんですね。意外の範疇を超えませんが。
昼食後は教授曰く「今合宿で最も過酷な3時間」。猛暑照りつける大阪千里ニュータウンをひたすら歩き回ります。
吹田市に入り古江台の展望台に向かいましたが、昨年の大阪北部地震により危険と判断され登れませんでした(´・ω・`)
ここで10分休憩となったのですが、ここでダイエット中の同期への尋問が始まりました。というのも、昼に彼も炭水化物を重ねたため、ダイエット中にそれはどうなのかと厳しく追求しました。すると彼の口から驚きの言葉が。
「この時代いつどうなるか分からないでしょ?いざという時のために蓄えとかなきゃ。生きていくためには蓄えが大事なんだよ。だから食うんだよ」
これを聞いた瞬間、私は決心しました。この言葉、みんなに伝えよう。彼が隠れてどんなことをしているか、暴露してしまおう。私は彼が過去隠れて鬼盛りを頼んでいたこと、この合宿中の彼の朝食がカップヌードルBIGであることを知っている。そのまま放置するわけにはいかない。私はインスタのストーリーに、焼きそばと白ご飯を前に笑顔を浮かべる彼の写真を投稿しました。晒され怒られ悔い改めよ。(もちろんノリの一環です。ダイエットしなかったからってなにかやばいことが起こるわけではないです。ただ彼が怒られそれを遠くから笑うだけです。)
高台から滑り台を滑って再開。うちの大学の地理ゼミは滑り台を滑るのが流行りのようです。教授ももちろん滑りました。
前半は公団団地や分譲戸建の家、後半は府営住宅を主に見ました。途中、典型的な団地内商店街でまた休憩。暑いのでちょこちょこ水分摂らないと。ここで28円のお茶があったので買ってみましたがすんごく不味かったです。
そしてこの休憩中、例のダイエット中の彼が買ったのが470mlのレディーボーデン。カロリーのカタマリ。暑いとはいえそれはダイエット中の身としてはどうなのか。即座に彼のダイエット監督に通報。彼は残りの休憩を謝罪に費やすこととなりました。
休憩終了、ここからは千里中央の駅へ向かいながら最近の千里ニュータウン、府営住宅の状況を見ました。公民間での建設費の捻出などの工夫が見られて面白かったです。
その後モノレールを使って彩都へ。1920年代開発の芦屋、1960年代開発の千里、そして2000年代開発の彩都と、開発された住宅地を昔から遡ってます。
彩都では、まず戸建住宅地を散策。まずここで彩都という町のイメージを作り、そのイメージで人を呼び込んで駅前のタワマンに入ってもらう、という阪急の作戦の要となるここ、綺麗な住宅地でした。西成に行き、芦屋に行き、千里を見てからここに来ると、少し背伸びしたくらいのいい住宅地であるここはかなり落ち着いて好きな雰囲気でした。こういうところに住んでみたいなあ…
散策し、軽く外からタワマンを眺めて今日の巡検は終了。昨日ほどではなかったものの、疲れました…
そして阪急千里線に乗り、向かったのは天神橋筋六丁目。ここにある教授お気に入りの韓国料理屋「玉一」でゼミコンパを行いました。
元々天満に市場があり、そこに勤める韓国系の人が多く住んでいた地域であり、多くの韓国料理屋があったそうです。
ビール、プルコギ、チヂミ…最高の組み合わせで最高のひとときを過ごしました。とても美味しかったです。個人的にはチヂミが絶品。キムチがいい具合に効いててGUUD。
その後天満駅へ移動、解散となりました。しかし、折角天神橋筋六丁目に来たんだから。ここに行かなければ。大阪屈指の名店「ストライク軒」。
名前の通り、野球に絡んだ面白いお店です。メニューの名前は「ストレート」(王道中華そば)とシンカー(鶏白湯+ホタテ、ハマグリ。進化系のもじり)、店内には阪神グッズがあり壁に掛けられたTVでは阪神戦の中継が流れていました。これ、自分にドハマリな店やん。
ストレートとシンカーどっちを食べるかを悩みましたが、Twitterでアンケートを取ったら2票シンカーに入ったのでシンカーにしました。2/2でした。
着丼。鶏白湯系ということは聞いていましたが、蛤が入っているとは。
ではスープから一口。美味い。コクのある鶏白湯スープ。濃いめな感じで油分は多めですがしつこくなく、さらっと飲めてしまう。そして鶏のUmamiに続いてほのかに貝のUmamiを感じる。しかしメインの鶏のUmamiを邪魔することなく、鶏を引き立てつつもしっかりと存在感を出す。美味い。
麺は中細ストレート。 棣鄂の麺を使っているようです。ストレートは三河製麺所とか。種類によって麺を使い分けているんですね。ムチッとした麺でスープがよーく絡みます。
具は蛤、フライドオニオン、赤タマネギ、パセリ、キャベツ、鶏チャーシュー。赤身のチャーシューは味付け控えめ。スープに浸してから食べるとUmamiマシで美味い。蛤はスープを含んでいるため食べると蛤と鶏の両方の強いUmamiを感じて最高でした。
普通のラーメンにはあまりないトッピングの種類ですが、この麺にはよく合う。こだわりを感じます。
卓上には胡椒、醤油、酢、そしてミルに入った黒胡椒。ミル挽きの胡椒とは面白い。入れてみたらいい感じの相性でした。
入り口に「学生証提示でシメメシ無料」と書いてあったのでシメメシをもらいました。
白飯に刻み海苔を乗せただけのシンプルなもの。これに鶏白湯スープをかけたらどうなるんやろ…楽しみでnynyが止まりません。
結果、美味かったです。美味くないわけないです。最高。優勝。大歓喜。ほんとうにありがとうございます。
大阪屈指の名店の味に舌鼓を打った私は、そのまま宿へ。カラオケ帰りの友人とじゃんけん対決を制し、ちゃんとお布団で寝ることができました。やったぜ。明日はベッドで寝たいなあ…