らーめん香月 五反田店@大崎広小路
4月30日、平成最後のラーメンをバッティングセンターのおっちゃんと食べに行った時のことは、以前ここで書きました。
今回はそのリベンジです。肥えたおっちゃんとモヤシ大学生が、スープ切れと戦います。
ということで、伝説のラーメン店、「らーめん香月」に行ってきました。池尻大橋に出来たときに一度行ったことがありますが、五反田は初訪問。
ちなみに、このブログでは最寄り駅(店内・店前で駅メモでチェックインし、そこでアクセスできた駅を最寄りとしています)を@以下に書いています。五反田のラーメン店では大崎広小路駅が最寄りとなっていることが多いですが、五反田~大崎広小路間は300~400m程しかなく、徒歩で移動できる範囲なので、最寄りは大崎広小路でも、五反田扱いしています。
らーめん香月は、元々屋台のラーメン屋でした。元々タクシー運転手だった穴見勝喜氏が屋台で1975年にトラック屋台背脂のたっぷり入ったラーメンを提供し始めたのが人気となり、1977年に渋谷の並木橋に店舗を開店。その後恵比寿へ移転、「背脂チャッチャ系」の一大人気店として一世を風靡しましたが、穴見氏の高齢に伴う体力の衰えもあり2013年に恵比寿店、三軒茶屋店が閉店。一度歴史に幕を下ろしました。しかし、ファンからの復活を期待する声に応え、2016年、六本木店の開店と共に復活。現在は池尻大橋と五反田で味を守り続けています。
そんな歴史のあるラーメン屋。恵比寿時代には1日1500杯提供したこともあるという伝説もあります。おっちゃんも20年ほど前に恵比寿で食べたことがあり、それ以来と言うことでwkwkしながら五反田へ。店前を通ると営業中!リベンジ成功!急いで車を止めて向かいます。
店内に入ると、厨房には明らかに大学生な人が3人。アルバイト?ちょっといやな予感。卓上には香月の歴史が書かれた紙が。
一番気になったのは右下。香月とコラボした婚活イベントがあるみたいです。違和感がどんどん増していく。でも、一番大事なのは麺だから。作っている様子を見ながら待つ。
着丼。チャッチャ系の丼は洗面器と呼ばれる大きめなものが特徴。大盛だとまた大きい。本当は三拍子コール(麺固め、背脂多め、味濃いめ)しようと思いましたが、この人達に伝わるかびみょかったのでやめときました。
スープ一口。美味い。これだけ背脂が入っているのにも関わらず意外とあっさりなのが特徴のスープ。また特徴として、塩っ気が強い。こういう醤油ラーメンでは塩気はあまり感じず、しょっぱさは醤油ダレから来るというものが大半であると思うが、しっかりと、そして強めな塩味。決して醤油味がないわけではない。でも塩味を感じる。そしてその後に背脂の甘みを感じる。不思議なものだ。
麺をすする。中細縮れ麺。やはりこのスタイルは固め麺が正義。背脂も絡めつつ、ずずっと一気にすする。うん、いい感じ。スープ、背脂、麺のUmamiが混ざり、より高いレベルのUmamiへと進化する。
具はメンマ、ネギ、チャーシュー、海苔、味玉。味玉は結構好み。タレと黄身のコクの相性抜群バランスがいい。今回一番感動したポイントかも。チャーシューはスープに浸し、少しトロッとさせる。トロすぎず、硬すぎず。全てが中間でちょうどいいチャーシュー。もう2枚くらい食べたかったな…
黙々と食べ進め、途中胡椒をぶち込んで完食。美味かった。美味かったけど…その後に続く感想は、おっちゃんと同じものでした。
私もおっちゃんも、(並列して考えるのはおっちゃんに失礼であるが)久しぶりに食べる『伝説のラーメン』に心を躍らせていた。でも、何かが違った。特に恵比寿時代を知っているおっちゃんからしたら、味は似ていても何かが違うものだったという。確かに美味かった。でも、何度も足を運びたくなるような感動はなかった。我々が期待しすぎていたのだろうか…それともこれが穴見氏とウェイ系大学生の差なのか…
最後の感想はあくまでベーコンとおっちゃんの感想なので、かなり先入観とか偏見とかが入っていますが、どこか昔懐かしさを感じる、美味しいラーメンでした。ただ値段設定もまあまあ高めなので個人的にはびみょい評価でしたが…
ごっちゃんした!