BBBB(ベーコンの暴飲暴食ブログ)

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J3-1M

 先日の豪州戦の歓喜の翌日、日本はアメリカ相手に無念の敗戦を喫しました。数多の好機を潰し、この日誕生日の浅村が全打点を稼ぐ活躍も実らず、1点差での敗戦となりました。決勝進出には残り試合の勝利が必要となる次戦の相手は、ここまで無敗、5連勝のメキシコ。繋がらない打線が課題となっている日本にとって、厳しい相手です。

 

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 この試合に負けると、決勝進出が絶望的になります。世界一を目指す日本、絶対に負けられない試合です。


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 ベンチ入りメンバー、スターティングメンバーが発表され、試合開始。メキシコの5番ナバーロは今季阪神でプレー、7番のクラークはかつて中日に在籍していた過去があります。


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 初回、先発今永がきっちり3人で抑えました。順調な滑り出し。

 

 その裏、メキシコの先発はラミレス。先頭の山田はライトフライに倒れ一死。2番にはこの大会不調の坂本。全然バットが振れていなかった坂本ですが、この打席、初球を転がし、シフトの間を破るレフト前で出塁。とてもいい当たり、という程でもありませんでしたが、スーパーラウンド初安打で一塁に進むと、3番浅村の打席で盗塁。一気にチャンスを広げます。

 前夜猛打賞全打点を挙げた浅村は三振に倒れ二死二塁。ここでバッターは日本の4番、鈴木。5割近い打率、3本のホームラン、もう誰も文句は言えません。ラミレスの投じた二球目、鈴木の当たりは綺麗にセンターの前で弾み、先制のタイムリーヒットとなりました。神ってる。

 続く外崎も上手くライト前に運び二死一二塁のチャンスで6番近藤。初球、インコースの球を叩くように打ってセンター前へ。二死から三本のヒットを続けて日本が2点を先制しました。


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 続く2回、坂本の好守もあって3人で終えると、その裏、先頭會澤四球、9番丸犠打、1番テク人四球で一死一二塁のチャンス。ここで打席には坂本。ピッチャーが代わって3球目、真ん中高めに入った球をはじき、ショートの頭を超えるタイムリ!追加点を取り、序盤から流れを一気に引き寄せます。これまでの試合とは大違い、打線が繋がります。

 その後、浅村が四球で一死満塁とします。ここでバッターは鈴木誠也。一気に突き放して試合を早く決めてしまいたいところ。外野フライでも追加点が入る状況で、4番の一打に皆が期待を寄せます。鈴木の当たりはライトへ。タッチアップが狙えるか…と思いましたが、詰まりすぎていてランナーは走れず。二死となって打席には外崎。アップルパンチに期待するも、空振り三振。無念。

 

 

 今永は絶好調。3回も完璧に抑え、一巡をパーフェクトで終えます。4回表、メキシコは打順1番に戻ってジョーンズ。ここまで完璧な今永に期待する中の初球、カットボールが甘く入りました。レフトスタンドへ痛烈なホームラン。初ヒットでホームランを許し、2点差とされます。しかし揺るがないのがハマのエース。四球を一つ出すもこの回はホームランのみの失点で乗り切りました。

 

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プレモル(¥800)

 野球観戦と言ったら欠かせないビール。今季最後のビールはプレモル。東京ドームのビールはちと高いですが、一番美味くて好きなビールを飲むひとときは最高以外の何物でもない。売り子さん、今季もありがとうございました。また来年。


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  5回裏、日本の攻撃。先頭は鈴木。4球目を弾いて二塁打とし、追加点のチャンス。無死二塁で打席には外崎。飛び跳ねながら追加点を期待しますが、結果は浅めのライトフライ。走者進めず一死。続く近藤は四球を選んで一二塁。松田が一ゴロに倒れますが二死二三塁の大チャンス。ここでバッターは會澤。侍選出後、扇の要としてチームを引っ張ってきた。チームを背負って一本出して欲しい…。しかしここはソリスが一枚上手。絶妙なコースに投げ込み見逃し三振。貴重な追加点を奪うことは出来ませんでした。

 

 

 グランド整備を挟んで6回表、メキシコは9番から。対する今永。三振、三振、三振。流れを一切渡さない圧巻の三者連続三振。今永は6回を投げて打たれたヒットはホームランの一本のみ。奪三振も8という成績でリリーフにマウンドを託します。

 その裏、日本はまたチャンスを作ります。ピッチャーがクルーズに代わって迎えたこの回、先頭の丸が四球で出塁、一死となるも坂本が今日3本目のヒットで一二塁とします。この後ろに続くのは浅村鈴木。大きな期待が寄せられますが、両者ともライトフライでチェンジ。なかなかあと一本が出ません。最初の2イニングはよかったんだけどなあ…

 

 7回表、マウンドにはルーキー甲斐野。四球を一つ許したものの、150kmオーバーの真っ直ぐと鋭く落ちるフォークでメキシコ打線をいとも簡単に抑えます。クリーンナップをこんなに簡単に抑えるなんて…

 続く8回表には山本由伸が登板。先日マリンで山本のユニを買ったのもあり、かなりの期待を込めて見守ります。その期待にいとも簡単に応えるのが神童山本。150km台後半の真っ直ぐで押して最後は140km台のスプリット。二死から失策で走者を許すも、奪ったアウトは全て三振。これは非常に頼もしい。残すは9回表のみ。

 

 8回裏、一死から丸がヒットで出塁。代走に周東が送られましたが、盗塁の機会はないままイニングが終了。メキシコのカステヤーノスは山田坂本をピシャリと三振に仕留め、リリーフとして最高の形を作りました。


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 さあ9回表。マウンドに上がるのは侍の広報担当守護神、山崎康晃。ハマを超えた、日本の守護神。球場全体が揺れる。ヤマヤスジャンプで守護神を後押し。

 先頭はペリオ。2番からの好打順でしたが、簡単にセカンドゴロに打ち取る。3番キュロス。ずばっと決めて見逃し三振。4番バルガス。落ちる球で空振りを奪い三振。試合終了。日本がメキシコに快勝。決勝進出に大きく近づきました。


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 試合を終えて見てみれば、被安打はホームランの一本のみ。投手4人1安打完封リレーが達成されました。奪三振も合計15。打線は3回以降得点できなかったものの、自慢の投手力で全勝チームを零封。日本の投手力の高さを見せつけました。

 

 

 

 

 その後のプレミア12の結果は皆さんご存じの通り。日本が韓国に連勝、2009年WBC以来の世界一の栄光を獲得しました。これにて2019年シーズンは終了。冬が超え、春になったらまた野球が始まります。来年はどんな試合が見れるかな…楽しみです。
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