私が大学受験に向けた勉強を始めたのが2016年の8月。現在のバ先のグループの塾に通い、高校の先生からも「お前なんかが受かるわけない」と言われた大学への合格を一応目指して勉強しました。
それとほぼ同時期の2016年8月16日、その塾から歩いて7,8分のところにラーメン屋がオープンしました。かの有名な麦苗から100mほどしか離れていない場所にできたその店の名は「ソバダイニング クワトロ」。
受験の気分転換に麦苗を食べに来てフラれた際に何度か訪問し、その時はお客もまだ少なく、メニューも空と海しかありませんでした。3年振りの訪問となる今回はその後追加された山、川を食べてみようと思ってましたが、3年前との変化がありそうなので、海を特製でいただきました。一緒に来たせいぶんは山を。
着丼。相変わらず器と麺と美しい。しかし、見た瞬間、前との違いをいろいろと発見しました。盛り付けが美しいのは変わらないのですが、乗っている具から違います。特製とそうでない違いはありますが…。下に開店直後(2016年秋訪問時)の海の画像を貼りますので、興味ある方は見比べてみてください。
水菜は千切り茎わかめに、岩のりは乾いた焼き海苔に。チャーシューがローストポークとなり、カニ?ちくわ?がなくなっています。油揚げも増えています。そして最大の変化、真ん中の大根。
かなり大きく変化していますが、変わらなかったのが記憶の片隅に残っていたスープのUmamiと全粒粉入りの麺。スープは節などが香る魚介ダシが軸で、丁寧で上品なUmamiが特徴。塩ラーメンに分類される麺だと思いますが、SiomiよりUmamiが前面に押し出されています。
麺もまた美味ですが、個人的にとてもおいしかったと感じたのはチャーシュー。ローストポークのようなチャーシューなのですが、とてもハーブが効いています。それがこのUmamiたっぷりのスープに合うんです…本当においしい。そのままローストポークとして味わってもワインが進みそう。もちろん豚のUmamiも十二分に。非常においしかった。
とても気になる大根は、おつゆのよーく染みたもの。この大根もダシのよく効いたおつゆで煮られていてこれ単体でも十分おいしくいただけるもの。魚介ダシなのでスープとも喧嘩しない。味玉は半熟で控えめな味付けだが濃厚な黄身が美味。海苔も風味が強いこだわりのもの。
こだわり抜かれた具材が、バランスを取りながらもしっかりとそれぞれの持つ最大限のUmamiを主張しています。上品なUmamiが器一杯に広がっている、そんなラーメンでした。
もちろん完食、完飲。3年ぶりのクワトロでしたが、変わったところ、変わらないところを楽しみながら食べることができました。今回は再びの海でしたが、次は前訪時にはなかった、「山」と「川」を食べてみたいですね。
ごっちゃんした!
店を出て、徒歩で蒲田へと向かうせいぶんと別れたのち、私は強いたこ焼き欲に襲われました。駅近くにたこ焼き屋があるのを思い出し、以前一度紹介した「大阪やき 三太」を訪れました。今回は一番人気の「ネギたこ焼き」の5個入りを買って帰りました。
安い。一口。うまい。ネギがたっぷりかかっていて、その風味もまた合う。ただ中のトロ感は前回と同じ感想。惜しいなあ。
結構安いのでちょっと食べたいときは重宝しています。また食べたくなったら行きたいですね。
ごっちゃんした!