早稲田と上野でBB
高校大学と、文化祭にはほとんど縁のない人間でした。高校では文化祭への参加は高三の劇(セリフ二つ)のみで、大学でも出店など出さないサークルで過ごしてきました。
作る側に回らないので楽しむ側にも回らない、そんなつもりでしたが、今年は少しだけ文化祭に入ってみようと思いました。
11/2 12:20、早稲田大学に着きました。目的は二つのみ。一つは飯、もう一つはパフォーマンスです。どちらも友人が所属しているサークルで、正直かなり楽しみでした。
南門を抜け、大隈さんの脇を抜けたところに最初のお目当てがありました。「早稲田大学ラーメン部」の出店です。
都内の有名ラーメン店とコラボするなど、毎年ハイクオリティな麺を提供することで有名なサークル。今年も出店には長蛇の列が出来ていました。ちなみに私が入らなかった理由は、単に存在を知らなかっただけでした。情弱乙。
今年は東十条の名店「麺処 ほん田」とのコラボメニューとのこと。そら食わないわけには行きません。列に並び、見学に来た石破茂氏に驚きながら購入。
これがそのメニュー。香ばしい香りが胃袋を刺激します。
一度立ち止まって一口。美味い。タレの焼けた香ばしさとともに、鶏のUmamiが口の中に広がります。鶏油、鶏ひき肉、鶏チャーシュー(ダイス状)から出るUmamiで全体が覆われ、野菜の甘味、タレの香ばしさがバランスよく広がってきます。
鶏チャーシューは柔らかく、そして噛むと中からUmamiがじゅわっと出てきます。うわあ…美味い。これ、かなり気に入っちゃいました。
非常に美味しかったのもありあっという間に完食。ラーメン部すごいわ。入ればよかった。本当にご馳走様でした。
腹ごしらえをしたあとは、友人の舞台を観に文キャンへ。和太鼓サークル「魁響」の公演です。
とてもかっこよかった。和太鼓を使ったパフォーマンスというものは初めて見たのですが、とても華やかで、勇ましくて、派手で、そして美しくて一人で感動していました。友人も見せ場たくさんで本当にかっこよかったです。3年生はこの早稲田祭で引退。お疲れ様でした。
公演を見届けた後、私は上野へ向かいました。上野駅に着き、他の友達の到着を待つ間某中華料理屋で炒飯を食べようと思ったのですが、混んでたので諦めました。仕方ないね。
友達の到着後、向かったのはトーハクこと東京国立博物館。特別展「正倉院の世界-皇室がまもり伝えた美-」が行われており、それの見学のために強制連行誘われました。
私の所属する大学はキャンパスメンバーズに入っているため、特別展が少し安く入れます。やったぜ。
肝心の展示ですが、結構面白かったです。正倉院に所蔵されていた宝物の一部を実際に見ることが出来たのですが、日本史の教科書で見たものや、明らかに日本・中国的でない模様の品など、貴重なものが多く見られ、そして新しい発見も出来て非常に貴重な体験でした。そして何より五弦の琵琶が凄かった。あんな凄い螺鈿細工は初めて見ました。この記録の投稿時点では少し違ったものが展示されているはずですが、昔の豪華絢爛で高い技術が見れるので、興味ある方は是非行ってみてください。
正倉院宝物を見て、袖を引かれるがままに常設展も少し見た後、トーハクを後にしました。ちょうどライトアップがされていたのですが、とても綺麗でした。
ちょっとボケてるのは突っ込まない。
トーハクを出た私たちは、アメ横へ。海鮮丼が食べたいとの事だったのでいい感じの店を探しましたが、結局友人行きつけの店「若狭家 上野店」へ。
多種多様な海鮮丼があり、具材を選んでカスタマイズすることも可能。今回は日替わりのBと味噌汁を頼みました。
着丼。美味しそう。結構豪華な食材ですね。かなり期待。
卓上のわさび醤油を回し入れてから一口。うん、美味い。普通に美味しい。特にこれと言って言葉は出てきませんが、魚とあたたかいご飯、わさび醤油のバランスの取れた味がいいです。ただ、ご飯が酢飯じゃないのがな…海鮮丼といえば酢飯、という考えだったので少し残念。
ただ一つ美味しかったのが味噌汁。やはり魚を扱っているお店、ダシがしっかり取られています。具にも鮭が使われていて、チェーンではなかなか味わえないダシのきいた味噌汁を味わうことが出来ました。
完食し、最後に〆の甘味を求めて歩き始めます。
見つけたのは「たいやき神田達磨 上野店」。上野なのに神田とはこれいかに。
ここでは、羽根つきたい焼きやかりんとう饅頭が味わえます。今回は羽根つきたい焼きのクリームと、かりんとう饅頭の芋あんを食べました。写真を撮るのを忘れてしまいましたが、どちらも美味。たい焼きは薄皮でモチモチとした生地が特徴。かりんとう饅頭はカリッとした生地の中に甘い芋餡が入っていて食べる手が止まらなくなります。
ゆっくりと甘みを噛みしめながら完食。とても美味しかったです。
非常に楽しい一日でした。翌日はレポートのために神宮球場へ向かいます。まだ忙しい日々は続きます。
ごっちゃんした!