平成最後の麺の事件以来、バッセンのおっちゃんには五反田を中心に麺をご馳走になっています。香月リベンジを果たし、次は前回ギリギリ間に合わなかった「らーめん山頭火」 です。
名前を聞いたことある方も多いと思います。セブンによくあるカップ麺のお店です。本店は旭川にあり、全国各地に展開しています。もちろん名前はずっと前から知っていて、是非とも行きたい店の一つでしたが、「いつでも行ける病」に罹ってしまい行けずにいました。
バッティングセンターで軽く汗を流してから出発。今週は草野球の試合はないのですが、くっそ調子よかったです。こういう所なんだよなあ…
五反田着、小雨が降る中山頭火へ。食券を買ってもらい、wkwkしながら着丼を待つ。
名物「特選とろ肉らーめん」です。山頭火といえばこれ。今回は王道しおでいただきます。昔は限定50食でしたが、今では気にせず食べることができます。
ではスープを一口。お、美味い。Siomiはあまり感じません。ちょうどよさげに味付けされた、お上品な豚骨スープ、というのが第一印象。豚骨スープのUmamiがとってもよく感じられる。美味しい。
スープを楽しんだら具を一気にぶち込む。ベーコンに上品さ、気品を求めてはいけない。美しさではない。Umamiが全てだ。
具にはメンマ、きくらげ、ネギ、ナルト、梅、そして頬肉を使ったとろ肉チャーシュー。豪華です。梅が入っているのが珍しいですね。少しスープにチャーシューを浸してから口に運ぶ。!?なんだこれ。美味い…ほんとにトロッとしている。脂身は一瞬で口の中で溶け、赤身も脂が乗っているため時間差で溶け始める。脂が溶けるとUmamiが広がる。そのUmamiを感じたあと、タレの風味を感じる。それもまた美味い。スープに浸したことでスープのUmamiもプラスされて最&高。
麺は細縮れ。あまり小麦感は感じませんでした。縮れている分、スープをたっぷり絡めて口に運ぶ。うん、よきかな。
途中、気になるものを食べてみることに。山頭火の特徴の一つ、梅です。ここでは塩ラーメンに必ず梅がついてきます。この塩スープと合うのだろうか?そして最近やっと食べられるようになった梅を美味しくいただけるのだろうか?疑問と恐怖が混じる中、スープと一緒にいただきました。うん、いいね。梅はカリカリ梅のようなもの。種まで美味しくいただけます。梅によって少し口の中がさっぱりします。ゆで卵ではありませんが、口の中をリフレッシュさせる効果があります。ただ、スープとの相性は可もなく不可もなくって感じですかね。でもおいしいです。
全てをじっくり味わったら、後は幸せを噛みしめながらひたすら麺をすすります。しかしとろ肉がうんまい。上品なUmamiを終始感じ、もう少し食べたかったなという未練を残しつつ完食。
いろんな所に店を構える店は、正直あまりいいイメージを持っていません。その場で全てを作っている、出来たてほやほやのその人特製の味を提供することができないのではないかと考えているからです。また、創業者の味がどこかで変わってしまっていて、そのラーメンの真の姿を知ることができないのではないかというのもあります。しかし、ここは美味しく感じました。旭川の本店も気になるところ。東京に他に何店舗かあるので是非。ただ特選とろ肉らーめんは値段が高いのがちょっと…
ごっちゃんした!