「師走」という名の通り、12月は多忙な日々が続きました。周りがクリスマスに浮かれる中、ティッシュを配り、授業に出て、午後は遅くまで図書館に篭もる。就活の準備も続きます。
そんなことを続けていたら、ある日突然何かが切れました。何もやる気が起きなくなり、就活も、ゼミも、サークルも全てを投げ出したくなりました。
もう、遠くに行ってしまいたい。全てを忘れて、一人で羽を伸ばしたい。
そう思った次の瞬間には、私は航空券を買い、まだ訪れたことのない北の大地へ向かうことを決めていました。
12月15日8:30、羽田を発ち、10:15に新千歳空港に着きました。20分の遅延はご愛嬌。
乗った飛行機はJAL。機内サービスのこいつが一番の楽しみです。
優しいコンソメの味。これがなきゃ飛行機で旅行に行く意味がない。アツアツのスープを飲みながら、新千歳への着陸を待ちます。
快速エアポートに乗り、札幌へ。ホテルに荷物を預けて向かったのは、東本願寺前の「えびそば一幻 総本店」。エビダシラーメンの嚆矢です。
12:00過ぎ接続で20人待ちほど。30分待って着席。意外と早く座れました。
着丼。見た目から感じる圧倒的エビ。
では、北海道一食目。一口。美味い。圧倒的エビ風味。口腔いっぱいにエビの風味がぶわっと広がります。しかしその中に動物系のUmamiも感じます。背脂からのUmamiかな?エビだけでなく、他のUmamiも混ざって最高のハーモニーが生まれます。
麺は細直麺。北海道らしく小麦の香る美味麺。エビスープをよく絡めてUmami溢れる一口に。
具にはチャーシューメンマネギ味玉、そしてエビ頭を砕いた粉。味玉美味しかったです。黄身はトロトロ、濃厚な味わいでした。
もっとエビを感じたい人は、卓上の「エビ油」を入れてみてください。エビの香りがまたぶわっと広がります。
そして〆には一緒に頼んだ「エビおにぎり」を入れて雑炊風に。これもまた美味い。美味しくないわけがない。大満足で完食しました。
お腹を満たした私が向かったのは、平岸高台公園です。
写真を見る限り、ただの公園です。実際、ただの公園です。しかし、ある番組を見たことのある方ならピンと来るはずです。
そうです。北海道発の伝説の番組「水曜どうでしょう」の前枠、後枠で使われる公園です。かつてこの隣にHTBの本社があったため、よくこの公園が使われていました。
聖地にたたずむ雪だるまがかわいかったです。
聖地を後にし、私は「白い恋人パーク」に向かいました。北海道土産の定番「白い恋人」の製造過程を見ることが出来ます。
そしてここの目当てはもちろん限定メニュー。オリジナルパフェは高かったのでこやつらを食らいました。
実はここ以外でも食べられたということは後日知ることになります。
気温−2℃の中、冷たいソフトクリームを一口。美味い。ミルクの部分は濃厚なミルクの風味。コクがあってとても美味しい。一方チョコは甘さ控えめ。カカオの味を際立たせた、チョコ本来の風味を引き出した味でした。
そして白い恋人ブレンドコーヒー。チョコの甘さを阻害しないように口当たりは軽く、苦みも控えめ。白い恋人はもちろん、甘いものと一緒に食べるときにはちょうどいいかも。
寒い中無心で食べ飲み完食。とっても美味しかったです。あと寒かったです…
甘いものを食べて満足した私ですが、さらにもう少し観光。ホテル近くに時計台、HTB本社があったので軽く見学。HTBでやった「水曜どうでしょうおみくじ」は、「ごあい凶」でした。
一度ホテルへ向かい、チェックインを済ますことに。朝からずっと移動しっぱなしだったので、ここでいったんQK。昼寝します。
昼寝をした後向かったのは北12条。北海道大学のすぐ近くです。ここで食べるのは札幌名物のひとつ。
ということで北大近くの「ピカンティ本店」に入店。
中は暖かく、多くの人が入っていました。カップルもいればお一人様も。デートにも、一人で晩ご飯でも利用できるようないいお店です。
ここは、札幌名物 スープカレー のお店。メニューにはいくつものパターンがあり、この中から好みをカスタマイズする形です。あらかじめ決めておいたものをコール。
着丼。丁寧に作っているため、提供まで少し時間はかかります。しかし出てくるものはアツアツ。
ではスープを一口。おお、美味い。熱さと同時にUmami、そしてスパイスの辛さがぶわっと広がります。しかし、辛い辛さではない。私は唐辛子の辛さがダメですが、それ以外のスパイスの風味が強く、美味しくいただけます。
具はサクッとPICAチキン、ゴボウ、カボチャ、ナス、ピーマン、ニンジン、うずらの卵、そしてチーズ入りいももち。野菜の甘さが凄い!私はナスが苦手な食べ物なのですが、そのナスも甘くて美味しい。ピーマンの苦さも和らぎ、これなら小さい子供も完食。ちょっと感動を覚える甘さでした。野菜美味しい。
鶏肉、そのまま食べるとサクッとしたフライドチキン。スープに浸すと衣がしっとり、ちょっとスパイシーなチキンに。これ、美味しいしオススメ。
チーズ入りいももちも、スープの辛さと相まって甘く感じます。トロッとしたチーズ、もちもちのもち。(><)b
お米と一緒に食べつづけますが、途中から辛さにやられ始めました(※ベーコンは辛いものに弱いです)。ピッチャーの水を飲みながら食べ進め、無事完食。辛かったけど美味かった!北大近くに来た際は是非。
腹を満たした後、すすきので雪靴を買いました。中学生の頃から履いていた雪靴が壊れたので、この機会に新調。そのついでに「シメパフェ」することにしました。
「シメパフェ」とは、札幌で広がりつつある文化です。以下に説明を引用します。
飲んだ後の「締めのラーメン」ならぬ「締めのパフェ」が 札幌の夜の定番となりつつあることをご存知でしょうか。 新鮮な魚介やジンギスカン、スープカレーなど、札幌には観光客を魅了してやまない美味しい食べ物が数多くありますが、絞り立ての牛乳からできたソフトクリームや地元の旬の食材などを使った冷たくて甘いパフェで一日を締めくくる習慣は、季節にかかわらず、ここ数年、札幌市民の間だけでじわじわと広がりをみせてきました。 (札幌シメパフェHPより https://sapporo-parfait.com/)
せっかく来たんだから一度は試さなきゃということで、すすきの中心近くにある「イニシャル札幌」に向かいました。
オシャレな店内。中にいるのは2組のカップル。デートには持って来いのお店に、21歳独身陰キャが入ります。
見た目からオシャレで美味しそう。シメとしては最適ですね。
一口。美味い。上のソフトクリームにはココアパウダーがかかり、甘さとほろ苦さを感じます。
甘酸っぱいフランボワーズソース、その下には甘いクリーム、エスプレッソの染みたジェノワーズ…大人な甘さ、とっても美味です。いいシメになりました。甘いもののレビュー苦手…
実はこの店で少々メシウマな事件(店は悪くない)がありました。ほんとナイス。
二つ隣の卓のカップルの女、彼氏以外の男をとにかくバカにしてた
— Small Hogs W (@sosunser) 2019年12月15日
あーゆー男はダメ、こういう男もムリ、とかで、途中「こういう所に男だけで来るのとかありえない。一人でとか尚更」とも言ってた
そしたらその隣の席に男二人組が座り、慣れた様子で「これ美味いんだよ~」とか言うので女沈黙
すすきのを後にし、セイコーマートでお酒を買って帰宿。
北海道には美味しいお酒がたくさんあります。コンビニで買ったネタになりそう美味しそうなお酒を買い、ホテルで飲むことにします。
初日はまずこれ。北海道限定の水割りウィスキーです。ウィスキーのよく香る、美味しい一缶です。
今日最後はこれ。ガラナは北海道で愛されている炭酸飲料で、コーラに対抗して作られた歴史ある飲料です。こいつと皆さんご存じ「やきそば弁当」で締めます。
ガラナサワーですが、美味しくない…わかっていたけど美味しくない...やきそば弁当はとても美味しかったのでこれで相殺。寝ます!明日は札幌市から出ます!