BBBB(ベーコンの暴飲暴食ブログ)

Twitterでつぶやいてたことの一部(主に食べ物)の部分をこっちに移行することを目的として始めました。どうぞみなさんお腹を空かせてください。

肉汁ラーメン公 kimi@新馬場

    二郎系ラーメンの店でラーメン以外のメニューが有名な店、といえば、皆さんはどこを思い浮かべるでしょうか。関内二郎や用心棒の汁なし、千里眼冷やし中華、先日投稿した麺屋味方のまかないサンド…。そして私なら、そこに「肉汁ラーメン公 kimi」の「焼きラーメン」も挙げます。

 

 

 京急新馬場駅から歩いて5分ほどのところに店はあります。二郎インスパイアに分類されますが、他記事などを読んでみると思いつきで作られたラーメンのようです。

 

 ここの名物、焼きラーメン以外にもあります。一番の特徴は、「豚一本ラーメン」。チャーシューが丸々1本分切られて乗っかるという豚好き大歓喜のメニュー。私はさすがにそんなに食べられないので、いつも豚ダブルです。

    また、ラーメン屋なのにカレーも人気。カレーにもチャーシューは乗せることができ、カレーに豚一本乗せる強者もいるとか…。

 

    今回は注目の焼きラーメンを豚ダブルで。トッピングは食券購入時に選択で、全マシで注文。
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 また、焼きラーメンは焼き上げるスタイルを3つの中から選べます。野菜を炒めるか、何の油で炒めるかの違いです。今回私はハイパーカロリーで。一気に二日分のカロリーを体に流し込みます。

 

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焼きラーメン中ダブル(¥1230…だった気がする…,全増し)

 着丼。山は高くないものの密度が高め。豚ダブルということもあり倒せるか少し不安を感じながら箸を割ります。

    では一口。美味い。ラーメンに使うスープ、タレを鉄板の上で焼き上げたものですが、しっかりと豚骨のUmamiが麺に絡まっています。またハイパーカロリーだと背脂を使って炒められているため、その甘みUmamiも絡みつき、一口食べるだけで動物系Umamiが口の中に一気に広がります。

     麺は自家製麺。平打縮麺で、意外とすすりやすい。しっかりとタレ、スープ、アブラが絡んでいます。

 

 ヤサイはチョイクタ。増すと結構ぎゅっと量を盛られるイメージです。ハイパーカロリーだとヤサイも炒められるので美味しくいただけます(b・v・)b

 

 

 さあ、ブタです。ここの一番の注目ポイント。見た目は普通のブタですが、一口食べてみるとトロトロでびっくり。脂身が多くて重い、ということもなく、軽く食べ進めることが出来ます。味は醤油のキリッとしたタレがよく染みこんでいるタイプで、しかしその中にUmamiを感じる美味しいもの。これは増さなきゃいかんな。一本はキツいが…

 

 あと、焼きラーメンの特徴として、焦がしニンニクがトッピングされることがあります。昔は普通のと選べた気がしますが、個人的にはこっちのが好きです。ニンニクの風味と香ばしい香りが濃い味の麺とマッチします。いつもとちょっと違った二郎系の味に箸が止まりません。

 

 

 ちょうどこの日はプレミア12のアメリカ戦。一球速報のアプリで進行を追いながら食べ進め完食。

 最後余ったタレにご飯を入れることも出来ますが、小食の私は豚ダブル全増しで限界。断念しました。

 

 正直、前回食べたときよりも味が薄いように感じてしまいました。しかし、やはりブタは美味しく、普通のラーメンでは感じられない独特の香ばしさ、Umamiがたまーに欲しくなってしまいます。焼きラーメンを食べたい方も、豚一本に挑戦してみたい方も、是非訪れてみてください。

 

 

 ごっちゃんした!

J3-2A -Premier12 Super Round-

    4年に一度行われる「世界野球 プレミア12」。野球の世界ランク上位12ヶ国が参加出来る特別な大会で、さらに今年は来年のオリンピックの予選も兼ねている大きな大会です。

    しかし、国際大会出場による怪我のおそれ、また既に五輪への出場を決めている国や五輪野球にそもそも関心のない国は積極的ではなく、日本でも千賀や柳田、筒香、森などの超人気選手が相次いで欠場という盛り上がりの欠けた大会となってしまっています。

 

    盛り上がりにかけているとはいえ、野球は野球。このサークル屈指の野球狂である私は、バイトのシフトが入っていないことをいいことに一気に二試合分チケットを入手してしまいました。全ては日本野球の勝利のために。まずはスーパーラウンド初戦、ZOZOマリンスタジアムでのオーストラリア戦です。

 

    前回対戦のWBC一次ラウンド第二戦、ライトスタンドで観ていました。デサンミゲルの先制弾、制球の定まらない岡田を後押しする大声援、中田・筒香のアベック弾、千賀の快刀乱麻のピッチング。最高の試合でした。その日以来の豪州戦。気合いが入ります。
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    雨が降る中マリンに到着。代表ユニを買い、雨宿りをして入場。本降りの雨でしたが、試合開始一時間前には止みました。

 

    試合開始前にお通し代わりの一品。三塁側内野席通路で売ってる「モツニンニク」です。
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    蓋を開けるとニンニクの香りが辺りに広がります。あ、もうこれ絶対美味いやつだ。

 

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    隣の友達とビールで乾杯。世界一美味い酒をクッと流し込んでから一口。美味い。ニンニクの風味が口いっぱいに広がる。濃いめの味付けで酒が進む。モツは柔らかく、タレがよーく染み込んでいます。茹でキャベツは甘く、濃い味だらけの味を上手く調整する役割を果たしています。300円でこれは球場メシとしてはいいんじゃないかな?

 


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    この試合はスーパーラウンド初戦。セレモニーが行われ、スタメン発表。ショートを守っていた坂本が外れ、源田がショート。ファーストは浅村で指名打者吉田正尚。バッテリーは山口と小林の巨人バッテリー。前回はパッとしなかった山口、頼んだぞ。

 

 

    初回、2回と山口は快調。オーストラリアは皆真っ直ぐしか狙ってなく、落とせば空振り、曲げれば空振り。2回投げて4奪三振と絶好調のように見えました。
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    一方の打線、相手先発のルジクにやられます。真っ直ぐとスライダーで上手く打たされ、走者を出してもなかなか点に繋げられない展開。

 

    すると3回表、先頭のジョージに二塁打を打たれ、無死二塁のピンチ。二飛と投ゴロで二死三塁とし、バッターは1番のケネリー。二巡目です。ここも先程と同じように変化球で空振りを― そうは上手くはいきません。ケネリーは変化球を待っていました。5球目、山口の空振りを取りに行ったフォークをしぶとくセンター前に。三塁走者生還でオーストラリアが先制

    続く4回表、山口は簡単に二死を取りますが、5番ホワイトフィールドにヒットを打たれると、続くニルソンにライト戦に運ばれイムリ二塁打。二死から簡単に失点してしまい、2点差としてしまいます。3回の失点は攻めた結果打たれての失点だったので仕方ないにしても、この失点は少し厳しい。球場に嫌なムードが漂います。

 

    4回裏、2番の菊池、3番の近藤が倒れ二死。球場の空気はますます重くなります。打席には4番鈴木。とりあえず塁に出て打開点をと思う中初球、打った瞬間立ち上がる。完璧な弾丸ライナーがレフトスタンドに突き刺さりました。 3試合連続となる3号ホームラン重い空気を切り裂く痛烈な一打で一点差とします。


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    5回のマウンドには田口。山口から田口巨人リレーです。二死からケネリーにヒットを打たれるも無失点で抑え、6回岸につなぎます。6表の岸は緩急を上手く使い、二死二塁のピンチを招くもしっかりと抑えます。

 その裏、日本の先頭は5回裏に代打で替わった會澤。源田の牽制死によって打席が完了しなかったためこの回先頭での出場となりましたが、4球目を捉えてレフト前へ。先頭打者として最高の仕事を果たすと、続く不振の1番丸が送って一死二塁。一打同点の好機を作ります。

    ここでバッターは2番菊池。しかし右飛に倒れて二死。3番近藤は四球で4番鈴木。ここまで絶好調。打率は5割に迫る勢いで、現在世界一調子のいい日本の4番が打席に立ちます。スタンドからは大歓声。ここで一本打って、追いついて、勢いをつけて欲しい。そんな祈りを声に込めて、ライトスタンドからファンが声援を送ります。しかし二球目、詰まった当たりがサード前へ。難なく捌かれてサードゴロ。大きなチャンスでしたが、生かせませんでした。


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    7回表も岸が続投。山口の調子から考えるに、土曜日の韓国戦での先発を見据えた調整登板のようです。この回、岸はわずか8球でシャットアウト。ここから、この試合最大のハイライトが始まります。

 

    

    7回裏、先頭は吉田正尚。吉田もプレミアは不調。代名詞とも言えるフルスイングからは快音がまだ聞こえていません。オリックスを代表するホームランアーチストの一発に期待し、ライトスタンドからは吉田専用チャンステーマが。国を背負い、全身全霊を懸けた一打を。4球目、低めのボール球をすくい上げ、センター前に。ホームランではないものの、今季首位打者を争ったバッティングコントロールで出塁。

    そしてここで代走 周東佑京。今季支配下登録されると、異次元のスピードでグランドを掻き回し、支配下一年目にも関わらず「脚のスペシャリスト」として侍に選出された、鷹のスピードソルジャー。周東が一塁へ向かうと、球場全体から大歓声が。日本の誰もが周東の盗塁に期待し、豪州戦の誰もが周東の盗塁を警戒しています。

    バッターは5番浅村。ここから起きる出来事は、皆さんご存知の通り。関連動画を貼りますので、是非ご覧下さい。

 


2019 プレミア12 侍ジャパン 周東, 源田壮亮 11/11 vsオーストラリア 同点セーフティバント


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    いつ見ても惚れるこの盗塁。余裕の盗塁で一死二塁。続く松田倒れて二死二塁で源田。ここからがこの試合一番のハイライト。

    初球、2球目と投げてカウント1-1。そして3球目、周東はスタートを切りました。キャッチャーデサンミゲルが慌てて投げるも間に合わず、三盗成功で二死三塁。

    続く4球目。

    三盗で動揺している隙を突いたセーフティスクイズ。投手前に転がるも周東の高い走塁技術で生還。日本らしい「スモールベースボール」、というより「周東佑京」で7回裏、同点に追いつきました。

 

    続く8回表は甲斐野が登板。東洋大学からドラフト一位で入団すると即勝ちパターンに起用され、ルーキーながら侍に選出されたセットアッパー。最速156kmの真っ直ぐとフォークで三者凡退に抑えます。

 

 

 そして8回裏、翌日朝からティッシュを配らなければならない私からしたら、この回で点を取って早く帰りたいところ。なんとか点を取ってくれ…という願いも叶わずわずか二球で二死になってしまいます。

 延長を覚悟した中、3番近藤がインコースの真っ直ぐをレフト前へ。処理に手間取っている間に二塁を陥れ二死二塁のチャンス。続くバッターは鈴木誠也。点をやれないオーストラリアはもちろん申告敬遠。二死一二塁となってバッターは5番、周東に代って山田。過去3度のトリプルスリーを達成したミスタートリプルスリー。また今季ダントツの四球王でもあり、ボールを見極める力もあります。山田の一打に期待する中、しっかりと四球を選び満塁に。さすがテク人。

 

 二死満塁という絶好のチャンスで打席には浅村。CS絶好調だった男に期待が寄せられ、この日一番の声援が送られます。初球、低めへのチェンジアップが外れる。2球目、真っ直ぐがアウトハイに外れる。2-0。3球目、同じコースに外れる。アウェーでこの状況、平然と投げられる投手はそうはいません。間違いなく凄いプレッシャーでしょう。そして遂に追い込まれた。もうボール球は投げられない。4球目、浅村は打つ気なし。ケネディの投げた球は真ん中高めに。しかし審判の腕は上がらない。ボール。押し出しで、日本は待望の勝ち越し点を取りました。1安打、四球3つ。実力で奪い取った、とは言えませんが、大きな大きな一点を、8回裏、加えました。


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 9回表、ゾンビネーションに合わせ、日本の守護神、山崎康晃がマウンドに立ちます。ここまで来たらもう安心。

 4番ウェイド。直球で押して三振。

 5番ホワイトフィールド。初球のツーシームを引っかけ三ゴロ。

 6番ニルソン。4球目のツーシームを空振って三振。

 
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 簡単に三人で抑えて試合終了。大事なスーパーラウンドの初戦を、日本は危なげなくも勝ち取ることが出来ました。


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 勝ち投手は甲斐野、負け投手はケネディ、セーブは山崎に付きました。

 

 中盤までどうなるかと思いましたが、無事勝ててなにより。翌日は東京ドームでアメリカ戦。世界一奪取へ、負けられない戦いが続きます。今日みたいな試合ではなく、しっかりと打って打って打ちまくって勝てるよう、応援を続けていきます。

 

 

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私と同い年の山本由伸。来季から背番号が18となり、正真正銘のエースへ。

 試合前に買ったユニフォーム、ロッテ・阪神から侍への選出がなかったので悩みましたが、同い年で日の丸を背負った山本由伸にしました。この日は登板がありませんでしたが、今後、セットアッパーとして快投を見せてくれることを期待してます。

 鍛え上げられた躰 そのハートも熱い 王者の道掴むぞ 魅せろ山本

 

 

らーめん 蓮@蒲田

    たまにはバイト後に蒲田の麺を食うのもありだなと思い、閉館後急いで蒲田へ。日曜の夜でもやってる店があるのはありがたい。西口を出て歩いて5分ほど、「ーめん 蓮」に着きました。

 

 

    蒲田の味噌ラーメンといえばここか隣にある「奏」のイメージですが、色んな評価を見てみると蓮が圧倒的人気。名店の集まる蒲田でも上位に食い込む名店です。

    人気の秘訣「濃厚味噌スープ」を楽しみに入店。

 


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    入店し、荷物を置いてセルフサービスの水を取りに行くと、隣に「一人一杯まで」と貼られた冷蔵庫が。中にはショットの野菜ジュース。食前に飲むことで血糖値の上昇を緩やかにし、体脂肪の蓄積を抑制する効果があるそうです。また野菜分の摂取、食べ過ぎの防止といった目的もあるそうで、お客さんの健康を気遣った素晴らしいサービス。ここまで気を遣えるお店ってないのでは。

 

 

    ショットをイッキし、卓上にある辛もやしを食べつつ待ちます。辛もやし、一風堂のような見た目ですが、塩味より唐辛子の辛さが強いです。一気に口の中に入れて後悔しました。

 

 

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味噌らーめん(¥850+大盛¥120,野菜ニンニク多め)

    着丼。野菜、ニンニクは無料で増せます。ニンニクは小皿で来るんですね。途中味変用ってことか。

    ではスープを一口。美味い。粘度高めな濃厚スープ。味噌の深いコクとUmamiを感じます。

 

    麺は中太縮れ麺。やっぱ味噌はこれ。ムチッとしていて噛みごたえがあります。味噌ラーメンの麺はムチッとした中太縮れが一番合いますね。大好き。

 

    ある程度味わったら味変の時間。まずは小皿のニンニクを入れます。濃厚な味噌スープにニンニクのパンチが加わり、更に深く感じます。

 続いて辛もやしを投入。今度はスープにピリッとした辛味が加わり、優しい濃厚スープからニンニク、辛もやしによって刺激が加わり、複雑で美味しいスープへと変わりました。元も美味しいのにこんなに味の変化が楽しめるとは。さすが人気店…

 

 

 あっという間に完食。寒くなってきた中、やっぱ味噌ラーメンはあたたまりますね。美味しい味噌ラーメンを食べて、今年の冬も元気に過ごしたいです。またここ食べに来たいですね。

 

 

 ごっちゃんした!

ホープ軒@国立競技場

    神宮から新国立競技場にそって千駄ヶ谷方面へ歩くと、列のできた黄色いラーメン屋があります。ここが、東京豚骨の老舗「ホープ」です。

 

    屋台から始まったこのお店、東京に数多くあったホープ軒」の屋台のひとつから独立し、現在の地で長年ラーメンを提供しています。ホープ軒の歴史は長いですが、かなり複雑なので気になる方は是非調べてみてください。私も実はあまりしっかりとは把握できてないです…。

 

 

 

    そんなこの店、いつもプロ野球後は混んでるのですが、今日は六大学後ということもあり列は短め。並んで食券のプレートを手に豚骨の香りの充満した立ち食いゾーンへ。もちろん背脂多め。

 

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ラーメン(¥800,背脂多め)


    着丼。これがホープ軒のラーメン。東京の歴史。カウンターの上にネギの入ったザルがあり、そこからネギは取り放題。チャチャッと盛って、いつも通りスープからいただきます。

    美味い。豚骨のUmamiと背脂のUmamiが口の中いっぱいに広がります。この豚骨を炊いた香り高いスープがホープ軒の特徴。そこに背脂の甘みが加わり、豚感を高めてUmamiを増す。ネギはそこに程よい辛みでアクセントを加える。またこってりスープを中和させる役割も持ちます。これが美味いんだ。

 

    麺は自家製の中太麺。柔らかな食感と小麦の香りがたまらん。豚骨背脂スープにはやっぱこういう麺が一番よく合います。一気にすすって小麦と豚骨の香りを楽しみます。

 

    具はモヤシ、メンマ、チャーシュー。チャーシューはスープに浸すとトロトロになり美味。タレの味も付いていて美味しかったです。

 

 

 卓上にはネギの他に黒胡椒、豆板醤、ニンニク。どれも合いそうな組み合わせでしたが、今回は豆板醤を入れてみました。辛味と香りがスープに乗って広がり、味に深みを加えます。

 右隣のおじさんはニンニクダバー、左隣のおじさんは初手黒胡椒ダバー。どちらも間違いなく合う。美味そうでした。

 

 

 背脂と豚のUmamiを噛みしめながら完食。ホープ軒はこの味じゃなきゃ。非常に美味でございました。

 都心の真ん中にあり、24時間営業。みなさんも近くに寄ることがあれば是非豚のUmamiと東京ラーメンの歴史を感じてみてください。


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 ごっちゃんした!

K4-6W -全勝か、好敵手の意地か-

    2019年秋の東京六大学野球は、慶應が開幕から9連勝というずば抜けた成績で優勝を果たしました。そして10戦目、これに勝てば慶應としては92年振りの10戦全勝優勝となり、ストッキングに白い線が一本引かれることになります。

    これをなんとしても阻止したいのは、前日目の前で優勝を決められたライバル、早稲田。ここで勝ち点を取れば3位となる大事な早慶戦。こちらも絶対に負けられません。

 

 

    そんな大一番の試合を、レポートのために観てきました。応援席のがいいのかなとか思いましたが、しっかりと「野球」を観たいので300円高い内野席に。

    日曜日の早慶戦、着いたのは試合開始10分前ということで座れないかと思っていましたが、そうでもなかったです。思えばこの早慶戦早稲田祭と日程が被っていました。人が少ないのも仕方ないか。

 

    
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    さあ試合開始。慶應の先発は森田、対する早稲田の先発は徳山です。

    初回、いきなり試合が動きます。先頭の田口が二球目を右中間へ運ぶと、続く1年生中川がライト線へツーベース。二塁打二本であっさりと先制します。
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    早稲田の勢いは止まらない。続く福岡が投手強襲ヒット、4番加藤もセンター前へ運び、無死満塁。初回からビッグチャンスを掴みました。5番瀧澤が犠牲フライを放ち一点追加、二死から7番檜村がセンター前ヒットでこの回3点目を追加。その間に一塁走者加藤が三塁で刺されるものの、初回から3点を取りました。

    一塁側スタンドの盛り上がりに押されたか、2回表、先頭金子のゴロをサードが失策。9番徳山はスリーバント失敗も1番田口の初球で金子が盗塁。森田は田口にも四球を与え、一死一二塁とします。

    続く中川福岡が倒れたものの、序盤は早稲田が終始押すムードでした。

 

    守りの方では、先発の徳山が圧巻のピッチング。初回から151kmを計測するなど序盤から飛ばしていき、5回終了時点で被安打2、奪三振6の快投。慶應打線を寄せ付けません。
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    すると5回、慶應の二番手佐藤、三番手増居から四球を一つずつとワイルドピッチで一死二三塁のチャンス。ここで小宮山監督は5番の瀧澤に代打佐藤を送ります。佐藤の打球は一塁への凡ゴロとなりましたが、これをファースト嶋田が後逸!ボールがライトへ転がる間に二者が生還して5点差になりました。大歓喜の一塁側スタンド。みんなで肩を組んで紺碧の空を歌います。この後の打者は倒れたものの、大きな追加点を加えた早稲田でした。
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六大学野球でもお値段変わらず¥750でした


  試合を観ていると、どうしても我慢できませんでした。ヱビスを飲んで、早稲田の勝利を願います。

 

    グランド整備を挟んで6回、慶應は4番手の木澤を送りました。対する早稲田は6回裏も徳山続投。しかし一死から2番下山に二塁打を許すと、続く柳町が内野安打で一死一三塁。4番の郡司は四球で満塁のピンチ。打席には慶應義塾高校でその名を馳せた正木。しかし打球はショートゴロ。6-4とボールが渡って一塁へ―

ボールはファースト中川のミットに収まらず、二者生還。点差が3点と縮まりました。

 7回裏、早稲田は徳山から今西へと投手を代えました。その今西、7回裏はボール球が少し目立つもののしっかりと三人で抑えます。すると続く8回表、一死から8番金子が四球で出塁すると、途中出場の蛭間が代わったばかりのピッチャー、生井からレフト線へのイムリーツーベース!貴重な追加点を加え、勝利を大きく引き寄せました。

 

 更にワイルドピッチとフォアボールで一死一三塁のチャンス。ここで打席には中川。すると小宮山監督動きます。サインはスクイズ。ここで決めれば勝ちがほぼ確実になる場面。しかしボールは一塁側ファールゾーンに上がり、一塁手嶋田のミットの中に。もちろんランナーは二人とも飛び出しているためダブルプレーで攻撃終了…と思われたその瞬間、嶋田は三塁へ送球。ギリギリのところで金子が間に合い、走者は最悪の事態は免れました。

 この場面、一塁走者も三塁走者も飛び出していたのですが、捕った選手から近いベースへボールを転送すれば簡単にゲッツーを取れていました。ここで言うと一塁ベースです。しかし焦りがあったのか、一塁走者の存在を失念してしまったのか、わざわざ遠い三塁ベースへボールを投げることで、三塁走者は距離がある分時間をかけてベースまで戻り、一塁走者も刺されることなく戻ることが出来、ゲッツーを免れることが出来ました。なんというラッキー。結局後続倒れ無得点でしたが、慶應側からすると決定的な1点を失いかねない非常に大きなミスであったため、ヒヤヒヤした場面だったと思います。

 

 

 個人的に、強いチームというのは「終盤に強い」チームだと思っています。野球の名場面を振り返っても、終盤の大逆転というのが多く見られます。それ故、私は対慶應もこの終盤に集中しなければ、ひっくり返されてしまうのではという緊張感を抱いていました。

 8回裏、慶應は1番からの打順。ここが一番の山場です。三塁側・レフト側慶應応援席もこの日一番の盛り上がりを見せます。その雰囲気に押されたか、マウンド上今西、なんと三者連続四球。無死満塁。ここでバッターはこのリーグ三冠王中日ドラゴンズ4位指名を受けた4番郡司。早稲田は3番手西垣を投入。一発が出ればたちまち同点。一気に流れを持っていかれます。慎重に…慎重に攻め、結果は四球。4連続四球で一点を失いました。そして続く5番正木。少し浅めのセンターフライでしたが、三塁走者タッチアップで慶應がもう一点追加。2点差となります。
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 盛り上がる三塁側、祈る一塁側。一塁走者が帰れば同点。早慶戦にふさわしい緊張感が漂う神宮球場。一死一二塁。打者は6番小原。打ち上げた打球はレフトフライ。二死。7番嶋田。西垣気迫の投球。空振り三振。この回、大ピンチを背負うも西垣好救援。2点に抑えました。
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 9回裏、早稲田2点リード。このまま勝てば、慶應の全勝は阻止、そして早稲田の3位に大きく近づきます。大事な一イニング、あとアウト3つ。

 先頭は8番、瀬戸西の代打橋本。綺麗なセンター前で出塁。そう簡単には終わらせてくれません。

 先頭を出したところでピッチャー交代。柴田がマウンドへ。続く代打宮尾。出塁すれば一気に勢いづき、サヨナラも見えてきます。大事なバッター。しかし見逃し三振。あと2つ。

 1番中村。打率は低いものの、選球眼の良さで出塁を勝ち取るバッター。しかしここも柴田の投球が勝り見逃し三振。あと1つ。

 2番下山。打率は郡司、小原に続くリーグ3位の成績を残し、第3打席には二塁打を放っています。怖い打者ですが、抑えれば勝利。下山が打った打球はセンターへ。伸びはない。打球を追う蛭間がゆっくりと追い、そしてボールを掴む。スリーアウト、試合終了。4-6早稲田が勝利慶應の全勝優勝は、この瞬間なくなりました。


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 一塁側スタンドは大盛り上がり。慶應にただ勝っただけではなく、全勝を阻止したこと、3位に望みをつないだこともあり皆で喜びを爆発させていました。しかし大事なのは明日の3戦目。何がなんでも勝って勝ち点を奪わなければ。

 

 

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    エール交換を見届け、私は千駄ヶ谷方面へ歩き始めました。神宮に来たら寄りたい店があるので、そこへ向かいました。途中、神宮第二球場の前にカメラを持った人が。何かと思ったら、この日は神宮第二球場最後の試合の日でした。そしてちょうどシャッターが降りる瞬間。

 

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    高校野球を中心に試合が行われ、ゴルフの打ちっぱなしが併設されていることでも有名だった神宮第二球場。私はプレーしたことは無かったのですが、強豪校の知り合いに聞くと外野の芝は滑りやすく、スパイクではなくアップシューズで守備をしていたとのこと。そんな特殊な球場も今日が最後。少し寂しい思いをしつつ、たまたま居合わせた最後の瞬間を見届けました。

早稲田と上野でBB

    高校大学と、文化祭にはほとんど縁のない人間でした。高校では文化祭への参加は高三の劇(セリフ二つ)のみで、大学でも出店など出さないサークルで過ごしてきました。

    作る側に回らないので楽しむ側にも回らない、そんなつもりでしたが、今年は少しだけ文化祭に入ってみようと思いました。

 


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    11/2 12:20、早稲田大学に着きました。目的は二つのみ。一つは飯、もう一つはパフォーマンスです。どちらも友人が所属しているサークルで、正直かなり楽しみでした。

 

    南門を抜け、大隈さんの脇を抜けたところに最初のお目当てがありました。「早稲田大学ラーメン部」の出店です。


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    都内の有名ラーメン店とコラボするなど、毎年ハイクオリティな麺を提供することで有名なサークル。今年も出店には長蛇の列が出来ていました。ちなみに私が入らなかった理由は、単に存在を知らなかっただけでした。情弱乙。

 

    今年は東十条の名店「麺処 ほん田」とのコラボメニューとのこと。そら食わないわけには行きません。列に並び、見学に来た石破茂氏に驚きながら購入。

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芳醇鶏三昧まぜそば(¥500)

 

    これがそのメニュー。香ばしい香りが胃袋を刺激します。

 一度立ち止まって一口。美味い。タレの焼けた香ばしさとともに、鶏のUmamiが口の中に広がります。鶏油、鶏ひき肉、鶏チャーシュー(ダイス状)から出るUmamiで全体が覆われ、野菜の甘味、タレの香ばしさがバランスよく広がってきます。

 鶏チャーシューは柔らかく、そして噛むと中からUmamiがじゅわっと出てきます。うわあ…美味い。これ、かなり気に入っちゃいました。

 

 非常に美味しかったのもありあっという間に完食。ラーメン部すごいわ。入ればよかった。本当にご馳走様でした。

 

 

 

    腹ごしらえをしたあとは、友人の舞台を観に文キャンへ。和太鼓サークル「魁響」の公演です。
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    とてもかっこよかった。和太鼓を使ったパフォーマンスというものは初めて見たのですが、とても華やかで、勇ましくて、派手で、そして美しくて一人で感動していました。友人も見せ場たくさんで本当にかっこよかったです。3年生はこの早稲田祭で引退。お疲れ様でした。

 

 

 

    公演を見届けた後、私は上野へ向かいました。上野駅に着き、他の友達の到着を待つ間某中華料理屋で炒飯を食べようと思ったのですが、混んでたので諦めました。仕方ないね。

 

    友達の到着後、向かったのはトーハクこと東京国立博物館。特別展「正倉院の世界-皇室がまもり伝えた美-」が行われており、それの見学のために強制連行誘われました。

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 私の所属する大学はキャンパスメンバーズに入っているため、特別展が少し安く入れます。やったぜ。

 

 肝心の展示ですが、結構面白かったです。正倉院に所蔵されていた宝物の一部を実際に見ることが出来たのですが、日本史の教科書で見たものや、明らかに日本・中国的でない模様の品など、貴重なものが多く見られ、そして新しい発見も出来て非常に貴重な体験でした。そして何より五弦の琵琶が凄かった。あんな凄い螺鈿細工は初めて見ました。この記録の投稿時点では少し違ったものが展示されているはずですが、昔の豪華絢爛で高い技術が見れるので、興味ある方は是非行ってみてください。

 

 

 正倉院宝物を見て、袖を引かれるがままに常設展も少し見た後、トーハクを後にしました。ちょうどライトアップがされていたのですが、とても綺麗でした。

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 ちょっとボケてるのは突っ込まない。

 

 トーハクを出た私たちは、アメ横へ。海鮮丼が食べたいとの事だったのでいい感じの店を探しましたが、結局友人行きつけの店「若狭家 上野店」へ。

 

 多種多様な海鮮丼があり、具材を選んでカスタマイズすることも可能。今回は日替わりのBと味噌汁を頼みました。

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B(ネギトロ、漬マグロ、エンガワ、炙りとろサーモン,¥1100+大盛¥100,味噌汁¥80)

 着丼。美味しそう。結構豪華な食材ですね。かなり期待。

 卓上のわさび醤油を回し入れてから一口。うん、美味い。普通に美味しい。特にこれと言って言葉は出てきませんが、魚とあたたかいご飯、わさび醤油のバランスの取れた味がいいです。ただ、ご飯が酢飯じゃないのがな…海鮮丼といえば酢飯、という考えだったので少し残念。

 

 ただ一つ美味しかったのが味噌汁。やはり魚を扱っているお店、ダシがしっかり取られています。具にも鮭が使われていて、チェーンではなかなか味わえないダシのきいた味噌汁を味わうことが出来ました。

 

 

 完食し、最後に〆の甘味を求めて歩き始めます。

 見つけたのは「たいやき神田達磨 上野店」。上野なのに神田とはこれいかに。

 ここでは、羽根つきたい焼きやかりんとう饅頭が味わえます。今回は羽根つきたい焼きのクリームと、かりんとう饅頭の芋あんを食べました。写真を撮るのを忘れてしまいましたが、どちらも美味。たい焼きは薄皮でモチモチとした生地が特徴。かりんとう饅頭はカリッとした生地の中に甘い芋餡が入っていて食べる手が止まらなくなります。

 

 ゆっくりと甘みを噛みしめながら完食。とても美味しかったです。

 

 

 

 非常に楽しい一日でした。翌日はレポートのために神宮球場へ向かいます。まだ忙しい日々は続きます。

 

 ごっちゃんした!

ソバダイニング クワトロ@大森

    私が大学受験に向けた勉強を始めたのが2016年の8月。現在のバ先のグループの塾に通い、高校の先生からも「お前なんかが受かるわけない」と言われた大学への合格を一応目指して勉強しました。

 

 

    それとほぼ同時期の2016年8月16日、その塾から歩いて7,8分のところにラーメン屋がオープンしました。かの有名な麦苗から100mほどしか離れていない場所にできたその店の名は「ソバダイニング クワトロ」。

 

    受験の気分転換に麦苗を食べに来てフラれた際に何度か訪問し、その時はお客もまだ少なく、メニューもしかありませんでした。3年振りの訪問となる今回はその後追加されたを食べてみようと思ってましたが、3年前との変化がありそうなので、海を特製でいただきました。一緒に来たせいぶんは山を。

 



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海 特製(¥1050)

 

    着丼。相変わらず器と麺と美しい。しかし、見た瞬間、前との違いをいろいろと発見しました。盛り付けが美しいのは変わらないのですが、乗っている具から違います。特製とそうでない違いはありますが…。下に開店直後(2016年秋訪問時)の海の画像を貼りますので、興味ある方は見比べてみてください。

 

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開店当初の「海」(特製ではない)

 

 水菜は千切り茎わかめに、岩のりは乾いた焼き海苔に。チャーシューがローストポークとなり、カニ?ちくわ?がなくなっています。油揚げも増えています。そして最大の変化、真ん中の大根

 

 かなり大きく変化していますが、変わらなかったのが記憶の片隅に残っていたスープのUmamiと全粒粉入りの麺。スープは節などが香る魚介ダシが軸で、丁寧で上品なUmamiが特徴。塩ラーメンに分類される麺だと思いますが、SiomiよりUmamiが前面に押し出されています。

 麺もまた美味ですが、個人的にとてもおいしかったと感じたのはチャーシュー。ローストポークのようなチャーシューなのですが、とてもハーブが効いています。それがこのUmamiたっぷりのスープに合うんです…本当においしい。そのままローストポークとして味わってもワインが進みそう。もちろん豚のUmamiも十二分に。非常においしかった。

 

 とても気になる大根は、おつゆのよーく染みたもの。この大根もダシのよく効いたおつゆで煮られていてこれ単体でも十分おいしくいただけるもの。魚介ダシなのでスープとも喧嘩しない。味玉は半熟で控えめな味付けだが濃厚な黄身が美味。海苔も風味が強いこだわりのもの。

 こだわり抜かれた具材が、バランスを取りながらもしっかりとそれぞれの持つ最大限のUmamiを主張しています。上品なUmamiが器一杯に広がっている、そんなラーメンでした。

 

 

 もちろん完食、完飲。3年ぶりのクワトロでしたが、変わったところ、変わらないところを楽しみながら食べることができました。今回は再びの海でしたが、次は前訪時にはなかった、「山」と「川」を食べてみたいですね。

 

 

 ごっちゃんした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 店を出て、徒歩で蒲田へと向かうせいぶんと別れたのち、私は強いたこ焼き欲に襲われました。駅近くにたこ焼き屋があるのを思い出し、以前一度紹介した「大阪やき 三太」を訪れました。今回は一番人気の「ネギたこ焼き」の5個入りを買って帰りました。

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ネギたこ焼き(5個入,¥380)

 安い。一口。うまい。ネギがたっぷりかかっていて、その風味もまた合う。ただ中のトロ感は前回と同じ感想。惜しいなあ。

 結構安いのでちょっと食べたいときは重宝しています。また食べたくなったら行きたいですね。

 ごっちゃんした!

 

 

 

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〈参考〉空(開店当初)