BBBB(ベーコンの暴飲暴食ブログ)

Twitterでつぶやいてたことの一部(主に食べ物)の部分をこっちに移行することを目的として始めました。どうぞみなさんお腹を空かせてください。

熊王@国領

    台風19号が去り、翌日は台風一過で暑くなったものの、そこからは一気に秋の装いに。夜は一気に冷え込む日が増えてきました。

 

    寒くなると温かいものが食べたくなります。とりわけ味噌ラーメン欲が高まります。そこでバッセンのおっちゃんと向かったのは、国領にある「熊王」。

 

 

    ラーメンWalker2020のp60にも載っている、国領で50年近くやっている老舗。昔ながらの王道ラーメンながらとても美味しいと評判で、昔から行列が出来る店として有名です。

 メニューはしょうゆ、しお、みその3種類。大盛りは¥150、様々なトッピングもありますが、チャーシューが1枚単位(1枚¥100)で増やせるのはいいサービスですね。

 

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みそ大盛り(¥850)+チャーシュー2枚(¥200)

 着丼。並盛だとみそが¥700、しょうゆが¥650。お手軽価格なのもいいですね。

…映え?そんなのより味が大事。

 一つ驚くのはチャーシューのでかさ。大盛りの器も洗面器と呼んでいいくらいの大きなものなんですが、それの1/4を占めようかという大きなチャーシュー。みそにはデフォで入っていないので、増して良かったなと思いました。

 

 

 さあ、スープを一口。美味い。動物系ダシを感じます。あまり味噌ラーメンでしっかりとダシを感じたことはないのですが、ここではしっかりと感じることができました。鶏と豚骨のスープのようです。私は鶏しか感じられなかった…結構化調がしっかり効いているので、好かない人は好かないかな…?でも昔ながらのラーメンは化調が効いててなんぼと思うところがあるので、特になんとも思いません。

 味噌は自家製だそうです。ラーメンWalkerによると、11種の素材で作られているようで、50年前に店主が開発したものだそうです(KADOKAWA,2019,p60)。とても濃厚というわけではないですが、コクがあり、しかしスルッと飲めてしまう美味しいスープ。Umamiも十分、最後に回し入れられたラー油の風味、辛味も効いてて美味いです。

 

 

 麺は味噌ラーメンにしては珍しい細ストレート麺。しかもやわめ。しょうゆと同じ麺のようです。果たして合うのかと思っていましたが、これがよく合います。ぐにゅっとした食感とキレのある味噌スープの相性がとてもいい。個人的にはもう少し固めのがもっと楽しめたかなという感じでしたが、デフォでも十分美味い。

 

 

 具は炒められたモヤシ、タマネギ、キクラゲ。甘みが出てていい感じ。

 そして増したチャーシュー。パサ目、味付けも昔ながらの少し醤油味のするものでした。しかしこのサイズ。夢がある。スープに浸してあたためてから食べましたが、パサ度等を考えても、この大きな肉塊に喰らいつく、という喜び、肉、そして脂身のUmamiが合わさると幸せという感情しか出てきません。男の子なら、幼い頃家族で町の中華屋さんでラーメンを頼んでチャーシューを食べてチャーシュー大好きっ子になった過去を誰しも持っているはず。その童心に返ることが出来る、そんなチャーシューです。¥200でこの大きさ。増すしかない。

 

 卓上には、白胡椒、七味、ラー油、酢がありましたが、使わず完食。昔懐かしい、とても美味しいみそラーメンでした。

 みそが人気の高いメニューですが、しょうゆの評価もかなり高いので、次回はそれを食べてみたいです。近いうち、またおっちゃんに提言してみます。

 

 

 ごっちゃんした!

 

 

 

 

 

 

【雑談】

 ラーメンを食べているとき、隣に女の人が座りました。黒髪清楚、という言葉のまんまな感じの人で、しかもかわいい感じの人でした。最初は「かわいい人だなあ」としか思っていませんでした。

 熊王、「しょうゆ」を頼むとニンニクの有無を聞かれます。このニンニク、しょうゆを食べるに当たって結構いい味出すようなのですが、やはりスメル的な所を考えると控えるお客さんもちらほら。

 しかし隣のお姉さん、「ニンニク入れますか?」に「お願いします」と即答。おお、やるやん。

 

 そしてお姉さんのラーメンが着丼有料トッピングでメンマを加えていました。丁寧に「いただきます」とお辞儀をしてからラーメンをすする―その動作が美しかった。

 箸で麺をリフトし、息で少し冷ましてから左手で髪がかからないようにかき上げ、そして麺をひと思いにすする。この一連の動作が、私からしてとても美しく見えました。まるで一目惚れのように、胸がドキッとしました。

 なんのこっちゃと思う人がいるかもしれません。何夜それ気持ち悪とか思う人もいると思います。でも、お行儀のいい人っていいイメージを持ちませんか?とってもお行儀のいい綺麗なお姉さんが隣でラーメンを食べている。洗練された動きで麺をすすっている。その光景に一種の感動のような物を覚えました。

 

 とっても美しくラーメンを食べるその人のことが気になりましたが、一番に考えるべきは目の前の麺を食べること。Umamiを感じること。人生を感じること。途中から目の前の麺にのみ集中してお姉さんのことを考えることは退店までなかったのですが、あの動作の美しさはたぶんしばらくは忘れません。そんな小さな感動を覚えた午後10時過ぎでした。

 

[ 参考文献]

KADOKAWA,2019『ラーメンWalker 東京2020

鯛塩らーめん 狛龍@大森

    4限の授業中、職員からの「なるはやで来てくれ」という連絡。授業が終わると共にダッシュで教室を出てバ先へ向かうと、年上の後輩がバイトをブッチしてしまったそうだ。

    本来二人で回す業務を一人で回し、こういう日に限って対応できない科目の質問が来たり、生徒がいつも以上に雑談に積極的になったりでフロアは混乱。時間ギリギリに最後のタスクを終わらせて無事終了。もうワンオペは嫌だ…

 

 

    頑張った自分へのご褒美に麺を食らうことにしましたが、いつもご褒美にしている大森のインスパは前の日に行ってしまったので、今日は別のところへ。以前開店当日に凸った「狛龍」。

 

sosunser.hateblo.jp

 

 

 

 

    開店当初の様子は過去に記録として残してありますが、そこから何度も変化を繰り返している模様。醤油がなくなったり、一時期濃厚がなくなったり。種類の変化、味の変化を確かめることも兼ねての再訪。ご褒美ということでサイドメニューの「鯛めし」も頼んでみました。果たしてどんな味なのか。

 

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鯛塩らーめん(¥780,大盛無料)

 

    着丼。大盛り無料は嬉しいですね。

    ではスープを一口。ん?前より鯛感が薄い。僅かに鯛が香るも、直後に鶏のUmamiとSiomiに消されてしまう。うーん。美味しいんですが、鯛があまり感じられなくなってしまっているのは残念。

 

 

 麺は三河製麺の細麺。少し固めに茹でられた麺は、小麦の香る美味しい麺。Siomi、鯛のUmami、小麦の香りが三位一体となって口の中で素晴らしい調和を生み出してくれる…のであればよかったです。もう少し鯛をしっかり感じられれば本当に美味しくなっていたと思うのですが…

 

 

 具にも変化が。カイワレがなくなり、ゆずの皮の数も減少。ネギの種類も変わり、後述しますがチャーシューにも変化が。結構変わってますね。ゆず皮が減ってゆずの香りと塩スープの調和をあまり感じられなくなってしまったのは残念ですが、その分スープ本来のUmamiを感じることが出来ます。

 

 以前からあった鯛のほぐし身は、今回も健在。ここの周りは強い鯛の風味がするので、この周辺のスープをかき混ぜたら良かったのかなあなんて思いました。そのまま食べてもしっかりと鯛のUmamiを感じられます。美味。

 

 

 個人的にかなり驚いたチャーシューの変化。以前は味付け控えめで、スープを引き立たせるようなチャーシューでしたが、今回は結構味がしっかり付いていました。Siomiの効いたチャーシュー、赤身なのは変わりませんが、味が付いてこれだけでもかなり美味しく感じるチャーシューでした。

 

 

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鯛めし(¥300)

 サイドで頼んだ鯛めし。鯛のほぐし身を入れた炊き込みご飯です。では一口。…うん、あまり鯛の味はしないですね。炊き込みご飯を食べている感覚です。上に乗せられた三つ葉の香りが強く、鯛の香りを感じようとしてもあまりできませんでした。

 なんだ、300円払う意味なかったなと、最初は思っていました。しかし、この鯛めしが真の力を見せるのは、麺を食べ終わった後でした。

 

 

 

 卓上調味料が置いてある隣に、サイドメニューの一覧があり、ご飯ものもそこに写真付きで書かれていました。よーくそこを見てみると、「残ったスープをかければ鯛茶漬けに」の文字が。これはやる価値あり。残ったスープを鯛めしにかけて食べてみます。

 

 美味い。炊き込みご飯のダシ、鯛のUmamiが引き立って美味くなっている。三つ葉も程よいアクセントとなり、固くなっていた鯛の身からUmamiがじわじわと出てきた。これは美味い。量が少ないのが惜しいくらいでした。

 こんなに美味しくなるなら300円払いたくなると手のひらを返しつつ、完食、完飲。鯛茶漬け、非常に美味しゅうございました。

 

 

 麺の方はグレードダウン感が否めなく、残念でしたが、最後の〆はとても美味しかったです。24時までの営業ということで、飲みの〆にも最適。たまにの贅沢でまた来たいですね。

 

 

 ごっちゃんした!

波風タテヲ@西早稲田

    理工キャン近くの「賀丸屋」が店名もスタイルも一新したという話を聞いたのは今年の1月。二郎インスパイアかと見違う見た目ですが、中身は違うということでかなり気になっていました。

 

    そして一ヶ月半(合宿を除けば二ヶ月半)ぶりの練習の帰り、寄ってみることにしました。

 

 

    「波風タテヲ」。インパクトのある面白い名前です。

    ここのメニューは「濃厚タンメン」。オススメの濃厚味噌タンメン、辛い麻婆タンメン、第三のメニュー濃厚醤油タンメン、あとつけ麺もありました。

 

    体が求めるのはカロリー、ジャンク。背脂増しの食券を買い、モヤシニンニクを両方増し、着丼を待つ。
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    着丼。見た目からしてヤバい。カロリーのカタマリ。器からはスープと背脂が溢れ、その上の具も高く盛られている。

    ではスープを一口。うぉぉ…すごい。最初は味噌の優しい味がしますが、その直後、ガツンとくるニンニクの味。そして背脂のUmami。なんだこれは。普通に食べれば美味い。それは一口目の最初の一瞬で感じた。しかしそのUmamiを感じさせまいと襲いかかるニンニク。そしてカロリーを感じさせる背脂。Junk of Junk.体にいい気はしないが、それがいい。

 

 背脂以外のトッピングはニンニク、モヤシ、タマネギ、揚げチャー。タマネギが入っているのは個人的に嬉しい。

 

 チャーシューは食券を買うときに2種類から選べます。一つはバラチャー。豚バラ肉を使った一般的なものです(それでも大きそうですが)。そしてもう一つが揚げチャー。豚トロ肉をカラッと揚げたもので、ただでさえ脂身な肉が更にジューシーになっています。醤油タレの味がしっかり付いていて美味しいです。ただ、重い。

 

 

 モヤシは炒められています。しっとりしんなりしています。それもまた重い。重さでなかなか箸が進まなくなっていく。でも頼んだからには食い切らねば。死ぬ気で口に運びます。

 

 卓上には酢、トウガラシ(激辛の表示)、黒胡椒。辛いのは苦手だし黒胡椒をぶっかけて味変。ジャンクさが更に増していく。なぜここで酢をかけてアブラの重みを軽減しようとしなかったのかは謎のままです。

 

 

 

 時間がかなりかかりましたが、無事完食。初めてなら控えめに行くべきでした…

 

 しかし、かなりのジャンクさ。自分で進んでジャンクにしたので元々の味はあまり感じられなかったのが残念でした。ただ、揚げチャーは美味しかったです。

 これまでにない新しい麺、是非試してみてください。

 

 

 ごっちゃんした!

ラーメン二郎三田本店@田町・三田~ベーコン史に残るちょっとした大事件~

    麺を求めた私は、Twitterのアンケートの結果の通り、黄色い看板のラーメン屋でラーメンを食うべく、三田本店に並んでいました。雨の降る中、CSの経過を気にしながら、店の前に漂う香りを楽しみつつ、自販機前に並ぶのを待っていました。

 

    自販機の前まで移動し、青のプレートの食券を買い、列に戻る。大きさを聞かれ、少なめと答える。しかし、助手さんが聞き間違えて「固め」で通ってしまいました。訂正しようとしましたが次の人のコールにかき消されて伝わりませんでした。仕方ない。

 

    

    着席。前の人が残したコップを上げ、机をしっかりと拭いて着丼を待つ。深呼吸。二郎を食べることが出来る喜びに感謝するのだ。期待を高め、神経を集中させ、コールの時を待つ。

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ラーメン(¥600,ニンニクアブラカラメ,麺固め)


    着丼。やはり固めで通っていたようです。固い麺は嫌いじゃない。いただきます。

 

    オーションで作られた平打ちの超低下水麺を丼の底から引っ張り出す。縮れた麺に非乳化のスープがたっぷり絡み、箸にズシッとした重みを加える。汁はねを気にせず一気にすする。美味い

 過去3回三田二郎を食べたことがありますが、今日がダントツで好みドンズバ。醤油味の濃いラーメンが好きな私にとって、今日のカラメは結構グッとくる辛さ。しっかりと醤油が効いていて。非乳化なスープもUmamiたっぷりで美味。

 ちょいクタなヤサイは甘みがあって美味。キャベツが多いからか三田のヤサイは甘く感じるんですよね。それもまたいい。

 

 ブタが今日はかなり良かった。神豚。両方ともタレの味がしっかり染みていて、片方は脂身と赤身のバランスが程よいもの。もう一つは脂身が多めな特大トロ豚。過去最高の神豚に当たりました。Umamiも文句なし。最高のブタをありがとうございます…!

 

 これまでで最も好みにドンピシャな味だったので、もう夢中で食べ進めます。何も考えず、ただ幸せだけを感じつつ、途中味変でホワイトペッパーを入れて食べ進める。

 

 

 

 

 

 気づいたらもう丼の中身がスープだけでした。最後に一口スープを飲んで帰ろう。ブタ、野菜、グル…いろんなUmamiが溶け込んだ、キリッとしたカエシの効いたスープ。

もっと飲んでいたいけど、そろそろ退店しないと。丼とコップを上に上げ、台ふきで綺麗に卓を拭いて店を出る。ロット内一番目に席を立つ。

 

    …え?ロット内一番目?非常に食べるのが遅い私は、ロット遵守が絶対の直系二郎ではいつもロット最下位で退店しています。集中力を高め、速く食べようと懸命に努力しても、ロットブービーがいいところでした。

    そんな私が、ロットトップ?ありえない。何かの間違いだと思いましたが、間違いのない現実でした。

 

    冷静に考えれば、固めにしたのでその分早く食べ始めていたとか考えられますが、でもデフォ量でロットトップという事実は変わらない。ちょっとしたことですが、少食小柄な私からしたら快挙。ちょっとした幸せと、過去一美味かった麺を食べることが出来た喜びを感じながら、雨の三田を歩いて帰るのでした。

 

 

    ごっちゃんした!

炒飯@自宅

    ある月の綺麗な夜、私はまた自炊をすることになりました。麺を食べに行こうとしたものの、急に麺の気分ではなくなってしまったためです。家にあるのは冷蔵庫で冷やされた米、卵、ニンニク、冷凍の豚肉。お、炒飯作れんじゃん。遂にパスタ以外の、しかも何度の高い炒飯に挑むことになりました。

 

 

    ネギが欲しかったので、冷凍豚肉を解凍、冷ご飯を常温に温めてる間にスーパーでネギを買ってきて、準備をします。

    材料は冷ご飯1人前、卵2個(といておく)、豚肉適当、ニンニク一片、小ネギ3本、塩コショウ適当、醤油適当、料理酒少し。準備が出来たら、手元に全て置いて火をつけます。

 

 

    フライパンに火をつけ、温まるまで少し加熱します。YouTubeで中国のおっちゃんが「鍋は熱く、油はぬるく」と言っていたので、それに倣って熱々のフライパンと常温の油で炒め始められるようにします。

 

    少し多めに油を入れ、全体になじませたらここから勝負。卵を一気に流し入れ、少しかき混ぜたらご飯投入。お玉の底で押しつぶすようにしてご飯の水分を飛ばします。卵がフライパンにこびりつかないよう時折混ぜますが、まずは水分を飛ばすことを優先。どんどん潰します。

    いい感じのところで豚肉とニンニク投入。ここからは米の水分を飛ばすだけでなく、豚肉に火を通すことも考えなければいけません。それがめんどい方はチャーシューを使ってください。そっちの方が楽だし美味しいです。

    そしてネギを投入。この先はもう水分を飛ばしダマを作らぬよう必死に炒めます。しかしなかなか水分が飛ばない。既に5分近く炒めているにも関わらずまだダマができてしまう。米にも卵にも焦げが付き始めたので仕方なく味付けに入る。

 

    まずは塩コショウ。少し多めくらいがちょうどいいかな?混ぜ終わったら鍋肌に醤油をダバー。入れすぎました。器に必要分入れといて、そこからお玉ですくって入れた方が安全です。入ってしまったものは仕方ないので、醤油の水分が飛ぶまでしっかり混ぜる。そして最後に料理酒を少しだけ入れ、混ぜて出来上がり。初めての炒飯、果たして。

 


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    お玉で綺麗に丸く盛り付けようとして失敗しました。

 

    この見た目、お世辞にも美味そうには見えない。The家チャーハンな見た目、いや、家チャーハンだとしてもそこまで美味そうには見えない。

 

    いや、肝心なのは味だ。味がよかったらそれでいい。では一口。……美味しくない。Umamiがない。味は付いてる。もう少し塩コショウが効いててもいいかなってくらいでした。醤油もいい感じに効いてる。ちょい多めだと醤油の味が効いたいい感じの炒飯になりそうです。

    ただ、塩味は付いててもUmamiが感じられない。そういえばレシピとか動画を見ると味の素や味覇でUmamiを足していました。それが足りなかったのかな?豚肉のあたりは美味しく感じたので、Umami不足が間違いなく美味しくない原因でした。

 

    また、ニンニクは入れなくてもよかったです。ニンニクチャーハンなのか、普通のちょっと醤油の効いたチャーハンなのか趣旨がよくわからなくなってしまいました。入れるにしても半片もしくは1/3片がいいと思います。

 

 

 

    全体的に出来のよくない一杯でした。また色々と勉強・研究してよりよいものを作れるように頑張りたいです。

小松菜と明太子のパスタ@自宅

    とある全休の夕方、バイト前にご飯を食べようとしたところ。親は仕事で家にいない。財布の中身は全然ない。これは自炊チャンス。ちょうど前日に友達の家で非常に美味なご飯をご馳走になったばかりで自炊欲も高まっていました。これはもう作るしかない。そう思いキッチンへと向かいました。

 

    自炊した際の記録もここでいくつかつけていますが、実はほぼパスタ。たまにはパスタ以外のものも作ろうと思ったのですが、ご飯がなく、炊く暇もない。そして手元にあるのはパスタ100gのみ。仕方ないので、パスタを作ります。

 

 

    この前ふとYouTubeで見た明太子パスタの動画、あれが美味しそうだったので、作ってみることにしました。

 

    材料はパスタ100g、小松菜1.5束、明太子1個くらい?、ニンニク0.5個、もこみち適当、バター10gくらい、鷹の爪適当、黒胡椒適当、だしの素1袋(4g)、醤油適当。いちいち細かい分量測ってちゃあ面白くない。「こんくらい」ってやってくのがいいんです。

 

 

 

    鍋でお湯を沸かしながら下拵え。小松菜の泥を落とし、適当な大きさに切っていく。ニンニクには親の仇プレスをかまし、細かく刻んでフライパンに引いておいたもこみちの中にぶちこむ。

 

    お湯が沸き、塩を入れてパスタを茹で始めたら隣のフライパンでも作業開始。鷹の爪を加えて火をつけ、絞るタイプのバター的調味料を加える。いい感じになったところで小松菜を投入、火を入れる。

 

    少ししたら茹で汁をフライパンに少し入れて乳化を試みます。しかし、いつもよりもゆで時間の短い麺を使っていたためこの辺でまさかの時間切れ。乳化が完成する前に麺を投入することになりました。

 

    こうなったら仕方ない。麺をフライパンに移し、混ぜます。混ぜながら乳化を待ちます。

    途中、だしの素と黒胡椒を加え、最後に父親の酒の肴用の明太子を加え、潰していきます。大事なのは明太子の皮の下にあるつぶつぶ。これをパスタ全体に絡めるために、潰しながら混ぜていきます。

 

 

    普通に混ぜていたはずなのですが、何故かパスタがパサパサになっていく…?なんで?水分が足りない?しかし茹で汁をもう少し加えても変化なし。じゃあ油分?もこみちを追加して多少マシにはなりましたが、あまり上手くいかず。うーん、なんでだろ。ここは課題ですね…。

 

    このまま完成させようとしたのですが、醤油入れて風味つけた方が美味しいんじゃね?と思い、最後に醤油をひと回し。麺にかけるのではなく、具のないところにかけて香りを出します。さらに火を入れて焦がし醤油にしてもよし。ぐるぐるかきまぜて完成。


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    うーん、パサい。よく考えれば、いつもは油の元となるベーコンとかも入れてたので必要な油がそこから追加で供給されていましたが、今回は油を出す食材がなかったため油分が足りなかったのかなと思いました。その辺も考えないとダメですね。後から他のレシピを見てみたら、明太子を生クリームと混ぜてい明太子クリームにして混ぜていたものとかもありました。今度やってみようかな。

 

    気を取り直して一口。美味い。味付けで塩を入れてない分Siomiはあまり感じないですが、代わりにだしの素、明太子からのUmamiをしっかりと感じることができます。明太子のUmamiは特にしっかり感じていい感じ。

    最後に入れた醤油、かなりいいです。香ばしい風味が全体に広がっていて、このパスタに和風な雰囲気を追加しています。最後思いつきで入れたので焦げ感が甘かったり、完全に混ざってなかったりしていましたが、味付けのタイミングで入れてもうちょっと火を入れて焦がせればもっとよかったのではないでしょうか。

 

    小松菜はシャキッとしてていい食感を加えました。小松菜を入れたのは我ながらいい選択でした。そして鷹の爪。明太子だけでは足りない辛さを加えようと入れてみましたが、かなりいい。しっかり火が通って辛味が出て、それが麺全体に広がって程よい辛さを加えてます。辛いの好きな方はドバっと入れてもいいかもですね。

 

 

    てっぺんに海苔を乗っけたかったなと思いつつ完食。思いつきがいい方向に転んだりして、思ったより美味しく出来ました。父親の酒の肴を勝手に使ったのであとで怒られそうですが、上手くできたからいいや。

    次はパスタ以外のものも作りたいですね。いろいろまた調べてみよう。

M6-1F ~Thank9 幕張の安打製造機~

    1993年11月20日、この年のドラフト会議が開かれました。この年のドラフトでは、後に横浜の日本一に貢献した波留敏夫や河原隆一、暗黒阪神のエース、藪恵壹、長年日本ハムを支えた金子誠、そして日米で活躍した松井和夫(稼頭央)、岡島秀樹、元日本代表監督の小久保裕紀が指名され、プロの道へと進みました。

 

    この年のドラフト選手は、一人を除き皆引退してしまいました。しかし、一人だけ、現役を続けている選手がいます。それが、千葉ロッテマリーンズ7位指名の福浦和也です。

 

    投手として入団後、内野手へと転向。打撃で頭角を現すと、2001年には首位打者を獲得。2005年には3番一塁に固定され、日本一に貢献。2010年CS1stステージでは西武との熱戦の末、延長11回表に決勝勝ち越しソロを打ち、「史上最大の下克上」に大きく貢献した。そして2018年9月22日、西武小川からライトオーバーの二塁打を放ち、NPB通算2000本安打を達成。「幕張の安打製造機」が偉業を成し遂げた瞬間でした。

 

 

    記憶にも記録にも残るロッテのレジェンド。今季、遂に26年の現役生活に終止符を打ちます。2019年9月23日、福浦の引退試合です。

 

 

 

 

    中学の同級生と待ち合わせて海浜幕張駅へ。海浜幕張駅福浦和也一色でした。
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    習志野高校出身、千葉県フランチャイズプレーヤーの福浦。彼がどれほど愛されていたかが感じられます。

 


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    試合開始一時間半前に着けば間に合うかと思っていましたが、入口の列はすんごいことになってました。さらにこの日は台風の影響猛烈な風が吹き荒れます。死にそうになりながらゲートに着き、レフト側の席に着く頃にはスタメン発表が始まっていました。
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    位置的にバックスクリーンは撮れなかったのでここで。主役は7番指名打者。最後に武器のバットで魅せて欲しい、そう思いながら試合を見守ります。

 

    試合は初回から動きました。表を完璧に石川が抑えると、その裏、荻野がセンター前、パスボールで進塁すると、続く鈴木大地レフトへ二塁打を打ち先制。続くマーティンが死球で出塁すると、4番の井上がレフトへタイムリ、5番清田もライトへタイムリ。バックスクリーン裏の売店「サンマリン」で並んでる間に3点を先制します。

    席に戻って6番中村の打席。いい当たりでしたがレフトフライで一死。ここで福浦、今日最初の打席です。大歓声に包まれ、ロッテファンの大きなコールの中、5球目。打球はショートの正面へ。第一打席はショートゴロでした。

 

    続く二回、先頭は藤岡。二球目を綺麗にセンター前に弾き返します。続く荻野が送り、大地二ゴロマーティン四球で二死一・三塁。ここでバッター井上。夏場あたりから調子を上げてきた期待のデブ大砲がこの打席も見せます。レフト線へのタイムリーヒット。福浦の引退に花を添えるべく、打線が奮起します。

 

    三回裏、先頭は福浦。4球目のストレートを打ち返しますが、打球は不運にもピッチャー西村のグローブの中。惜しい当たりでしたがピッチャーゴロに倒れます。

    続く田村が四球で出塁。藤岡三振で二死となるも、荻野が二塁打で二・三塁とします。

    引退試合へのプレッシャーか、なんか今日の日ハム、清水はパッとしません。二番大地への3球目、ショートバウンドした球を清水が後逸。その間に藤岡がホームインして5点目。流れは完全にロッテに。

 

 

    ロッテの先発石川は、序盤から絶好調。ランナーを出すも打たせてとるピッチングでスコアボードに0を刻み続けます。いいぞヒゲ

 

 

 

    6回裏、先頭の中村がレフト前で出塁。さあ、福浦の三打席目です。すると、ライトスタンドからは「レッツゴー習志野」が。今年のセンバツ準優勝校、習志野高校オリジナルの応援曲で、OBの福浦を盛り立てます。そんな中での三打席目、5球目を振り抜きました。弾道は低いながらもライナーがライト方向へ。スタンドからは歓声が上がりましたが打球は失速しライト大田のグローブの中へ。風が無ければもう少し伸びてたかな?この日の風は最大で風速16m。経験したことの無い風がマリンに吹き荒れます。みんな野球しづらそう…

 

    後続田村が倒れて二死二塁となりましたが、続く藤岡がレフトへタイムリーを放ち6点目。試合を決定づけます。さらに荻野、大地が繋いで二死満塁としますが、マーティン倒れて1点止まり。とても盛り上がったイニングでした。

 

 

 

    7回表、日ハムの先頭はこちらも今季限りでの表明している田中賢介、数少ない東京日ハム戦士です。初球を捉えてライトへ二塁打を放つと、球場全体から大きな拍手が。日ハムのレジェンドの勇姿を、敵味方問わず讃え見送ります。

    続く清宮が大きなセンターフライを放ち、田中はタッチアップ、一死三塁とします。ここでバッター石井一成。2球目をレフトへ弾きタイムリーヒット。ここまで苦しめられていたヒゲ石川から一点を取ります。しかし後続続かずこの回は一点のみ。石川は7回投げて1失点の好投でした。

 

 

 

    7回裏、ロッテの先頭は福浦。この時点で5点差。打順的にこれが最終打席になります。幕張の安打製造機の最後の打席。見逃すな。

 ZOZOマリンスタジアムのロッテファン、俺らが叫ぶ。声援を受け、福浦が打席に立つ。打て福浦。勝利を掴む一打を、不屈の闘志を見せてくれ。マリンに轟く福浦コール。そして2球目、外角へのスライダーにタイミングが合わない。高く打ち上がった打球。風に流される。清宮と宇佐見が見合う。しかし最後は宇佐見のミットに収まりました。最終打席はキャッチャーフライ。福浦の通算7955打席目でした。

 

 

    7,8回は大きく動かず、9回表。4番井上に代わってピッチャー益田が入ります。これが何を意味するか。

 

    指名打者制度のあるパ・リーグでは、投手は打席に入りません。投手が打席に立たない代わり、打撃の得意な選手に打ってもらう、という制度です。しかし、ここで益田が打順に入ると、指名打者は打つことが出来なくなります。10人打つことはできませんから。投手を打順に入れ、指名打者を解除することを「DH解除」と一般に言われます。

    今回の場合、益田は4番井上に代わって入ります。井上は4番ファーストとして出場していました。となると、ファーストを守る選手がいなくなってしまいます。そこで、指名打者として出場していた福浦にファーストを守ってもらうと、綺麗に成り立ちます。

    つまり、福浦が、現役最後の守備につくことになります。
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    かつてゴールデングラブ賞を3度も受賞した過去のある福浦。最後の守備に、ファンの期待は高まります。

 

 

 

    しかし投手益田は絶好調。先頭の清宮を三振に打ち取り、続く石井にセンター前を許すも宇佐見も三振に打ち取ります。あれ?守備機会は?

 

    バッターは1番平沼。初球を投げる前、一球牽制を挟みます。守備機会は無いかもしれない。そんな中での益田の気遣いでした。この牽制にマリンは沸きました。初球はボールで2球目、平沼は外角のストレートを強振。鋭い当たりが一二塁間を―

 

 

 

 

 

 抜けない。

 

   

    ボールは飛び込んだ福浦のミットの中。最後の最後に大ファインプレーが飛び出し、自らの引退試合を美しく締めくくりました。

 

    スタンドからは大きな福浦コール。美技を見せた主役を、大歓声で讃えます。
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    結果はM6-1Fで快勝。また、この勝利によりCS進出へ向けてまた前進しました。明日勝てば、CS進出の可能性がとても高くなります。非常に大きな一勝でした。

 

 

 

    この試合が今季マリンでの最終戦だった日ハム、選手がレフトスタンドへ挨拶に来ました。
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    その後、引退する田中賢介へ花束の贈呈が。渡したのは過去チームメイトだった岡とレアード。彼らの人の良さ、そして田中がどれほど好かれていたかが感じられる一瞬でした。

 

    その後、レフトスタンドから田中の応援歌が流れると、ライトスタンドのロッテファンも一緒に歌い始めました。2006年日ハム日本一に貢献したメンバー、そしてメジャーも経験した。彼もまたレジェンド。その功績を、その場にいるプロ野球ファン全員が讃えます。

 

 

 

    そして、一塁側ベンチから選手が出てきました。勝利後恒例の「We are」です。拡声器を手にしているのは、福浦です。


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    そして、今日はベンチ入り選手全員が出てきました。最高の試合に勝利した喜びを、選手とファンで分かち合います。

    今日の主役の掛け声で、マリンが一体となります。皆肩を組み、全員で飛び跳ねる。福浦の一軍最初で最後のWe areで、選手とファンが一つになりました。

 

 

 

 We areの後、福浦の引退セレモニーが行われました。終始目を閉じていた福浦。やはり26年という長い現役生活を振り返り、こみ上げてくるものがあったのかと思いました。実際は強風のせいで目を開けていられなかったそうです。

 

 そして、懐かしい人たちからのビデオメッセージが流れ、場内一周。ライトスタンドからは大きな福浦コール。コールに包まれながら、ゆっくりとグランドを歩きます。

 

 

 福浦がレフトスタンドのホーム応援席前を通ると、一斉に紙吹雪が舞い始めました。応援団と有志の人が前日に用意してくださったものです。高く投げられた紙吹雪は、海から吹きこむ強風に乗り、グランドに広がります。
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    マリンに舞う白い紙吹雪。とても幻想的な光景でした。白い紙吹雪の中を、背番号9が歩いていく。そして、スタンドのファンは歌う。

 

 

    俺達の福浦 一打に全て込めて 不屈の闘志を見せてくれ 千葉の誇り胸に

 

 

    千葉で生まれ、千葉で育ち、千葉と共に歩んだ26年。その道中で打ち立てた記録、刻み込まれた記憶は、今後も忘れられることは無い。

 

 

    本当に、夢を、希望を、その勇姿を、見せてくれてありがとう。

 

    そして、これからも、千葉をよろしくお願いします。

 

 THANK9 FUKUURA
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