突然ですが、私は所謂「スタバ」に行ったことがありません。「スタバ」とはアメリカ資本のコーヒーチェーン、「スターバックス」の略称であり、「エモさ」などの象徴として若い女性を中心に人気のカフェである。
つまり、今を生きるキラキラした女性に人気のカフェで、ベーコンのような人間には縁遠い世界でした。
しかし、大学に入るとそのうちスタバに行ったことのない人間はほぼ皆無。自分は絶滅危惧種であった。そこら中で新作の話がされ、あれは美味しいこれはそうでもないなどと語ることがステータスであるかのようにも思えました。つまり、
スタバに行っていないと話が通じない
まあ以前より気になっていたために行ってみようと思って何度か挑戦したことはあります。しかし、挑戦は失敗続きで未だにスタバ童貞のまま。何故入れないのか。それはスタバの持ついくつかの特徴から来る恐怖によるものが原因であると考えている。
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店構えの威圧感
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常連による注文時の横文字の呪文
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熱狂的な信者の存在
1から順に解説していきます。
1.店構えの威圧感
スターバックスと言えば、あの緑を基調とした外観が思い浮かぶ方も多いと思います。あれこそスタバの代名詞、象徴であります。しかし、それが代名詞であるがために店のブランド、風潮等店を取り巻く空気が全てそこに乗っかってきます。すると、私のような陰キャは「威圧感」のようなものを感じてしまい、一歩踏み出すことにかなりの勇気が必要となってしまいます。
2.常連による注文時の横文字の呪文
アメリカ発のコーヒーチェーンであるため、メニューは基本カタカナの横文字であることが多いです。しかし、スタバの常連の中には、注文時に特別なトッピングなどをして欲しいと店員に伝えている人もいます。しかしその言っている内容が私からしたら摩訶不思議。何を言っているのかわからず、まるで呪文のように聞こえる。そんな魔法の世界には俗世の人間は行けないと、ここでも怯えてしまうのです。
3.熱狂的な信者の存在
先程も述べたように、スターバックスは若者に人気のコーヒーチェーンであります。人気が出れば熱狂的なファン、信者も生まれます。そんな人々の存在、店の中から入ろうとしてるベーコンを見て「陰キャは来るな。空気が悪くなる」と言わんばかりの視線を向けてきます。それがまた恐ろしく、行くのをやめてしまう原因となっています。
ここまで述べて、私はこれと似たような事項が理由でなかなか初見さんが入りづらいラーメン店があることに気づきました。それは
ラーメン二郎
黄色い威圧感のある看板、注文時の横文字の呪文、熱狂的な信者の存在、ここまで見事に合致している。さらに加えると、スタバで提供されるメニューと二郎で提供されるメニューのカロリーは、実はそんなに変わらないということからも、この二つの店には類似性があることが分かる。つまり、私からしたら
スタバ=二郎
という式が頭の中で成立しているのです。
類似性を見出したところで私がスタバに行けない理由の説明にはなってないのですが、もしスタバには行くけど二郎に行くのが怖くてできない人がいたら、同じような理由で私がスタバに行けないのだという風に捉えてください。そういうことです。
先日、後輩が「ベーコン先輩がスタバに行ったらすんごい驚きますよ。でも絶対そんなこと無いですけどね」と言っていたという噂を聞きました。いつかインスタのストーリーにスタバの写真を載っけて「童貞卒業!」の文字を添えて後輩を驚かせてみたいという野望を持ちつつ、今日もドトールでコーヒーを啜ります。
以上、陰キャを拗らせたラーメン好きの偏見に満ちた一人語りでした。もし童貞卒業を手伝ってくれる方がいたらぜひ行きましょう。
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