中央・墨田・台東・葛飾・江東・江戸川の、いわゆる城東地域は、私の最寄りからアクセスがそこそこいいもののあまり行かない地域です。
その分、近くに来た際に美味い店に行くように努めているため、知っている店がこの中にあったりするかもしれません。
もちろんこれ以外にも美味しい店はあります。この記事を参考にいろんな店を調べてみてお腹を空かせてください。
85. ラーメン二郎 小岩店@小岩
2020年5月時点でのベーコン内ラーメン二郎ランキングトップのお店。営業時間が平日昼のみという、二郎の中でも最も履修が困難な店の一つです。
スープは非乳化。最高の非乳化。一口スープを飲むと、ガツンとカエシの味が襲いかかります。ニンニクを溶かして更に暴力的な味わいにすると、体はヘヴン状態に。
別売りの「脂っKOIWA」は、別皿でたっぷりの背脂が盛られます。こいつに麺をつけて背脂つけ麺にしたり、終盤に丼にぶち込んだりして、カロリーを大量摂取、食後にとんでもない罪悪感に苛まれることができます。これがたまらん。これがいいんだ。
初訪時は連食の予定だったため、麺半分で食べました。次回は麺少なめで、もっと非乳化麺を味わいたいです。
非乳化の暴力を体感したかったら、平日昼間、阪急を利用したりして並ぶべし。痩せる気ZEROのカロリージャンキーは、「脂っKOIWA」をつけるべし。
86. ラーメン燈郎@新小岩
新小岩を中心に、麺好きを唸らせる絶品麺を提供する「麺屋一燈」グループのお店の一つで、二郎インスパイアの麺を提供するお店です。
ただ、正直味は二郎とはまた異なったもの。スープを一口飲むと、口の中に濃厚な豚のUmamiが広がりますが、とっても上品なUmami。乳化したとろとろスープはモチッとした麺に絡んでとっても美味。ジャンクさを感じない、でも二郎っぽさもある、なんとも不思議な一杯。
ちょっと値は張りますが、是非ともつけて欲しいのが「牛ステーキトッピング」。ラーメンにステーキは合わないように見えますが、上品な濃厚豚ポタスープとかなり合います。これがまたびっくり。ステーキの味付けはシンプルで、それがUmamiたっぷりスープを邪魔せず、絶妙なバランスでかみ合っています。
豚チャーシューもトロトロで絶品。二郎とは似て非なるもの、と私の中で分類しているこのお店。店内もオシャレで、女性でも気兼ねなく入れてしまうような印象です(並んでいるのは程よく肥えた野郎ばっかですが…)。
二郎が気になるけど…という方、二郎は好きじゃないという人も、ここは食べてみて欲しいお店。新小岩駅チカ。外出できるようになったら是非訪店を。
87. 亀戸煮干中華蕎麦 つきひ@亀戸
亀戸横丁という、ビルの一階にある飲み屋の集まりの一角にあるのがこのお店です。
濃厚な煮干麺は、海外ニキ含めた多くの人から高評価。煮干の濃厚なUmamiを感じつつ、えぐみは抑え、レベルの高いニボニボ麺を提供しています。
チャーシューはハーブの効いたレアチャーシュー。食べていくうちにくどくなってしまうのがニボニボ麺の好みが分かれる原因のひとつですが、ハーブの香りで口の中がさっぱりとし、再び箸が動くようになります。これで最後まで楽しめます。
初訪時は小岩二郎の後に来たため、着丼時点でかなり腹は膨れ、和え玉を頼むことができませんでした。また濃厚も食べられなかったため、次回は濃厚+和え玉で行きたいところ。
つきひは宅麺もやっています。入荷即売切が日常茶飯事な宅麺ですが、チャンスがあれば是非買ってみてください。
浅草に本店を構える「らーめん弁慶」の門前仲町店です。一階は立ち食い、二階はテーブル席になっています。
元トラックドライバーのおっちゃん曰く、東京3大背脂ギトギト麺は、「平大周 味庵」「元楽」「らーめん弁慶」だそうです。
それも納得のギトギト感。写真は背脂多めの「みそチャーシューめんW」にコーンをトッピングしたもの。大盛りだと、洗面器と呼ばれる大きな器にラーメンが盛られます。
見た目は脂っこいものの、スープを飲んでみると意外とあっさり。背脂がたっぷり入っているものの、脂っこくならないように工夫されています。背脂のUmami、豚骨スープのUmamiが程よいバランスで、全然重くないのでいくらでも食べられてしまいます。
メニューが豊富にあるのもここの特徴。こんなギトギト麺からあっさりとした中華そばまで、いろんな麺が楽しめます。
罪悪感を感じつつ脂を摂取したいドMさんは、ここなら罪の意識を感じずに食べることができます。浅草、門前仲町、堀切にお店があるので、近くに行く用事ができたら弁慶へGO。
89. 麺処若武者 ASAKSA~FUKUSHIMA NOODLE STYLE~@浅草(TX)
このシリーズで最も店名が長いお店です。名前の通り、福島の素材を用いたラーメンが有名です。
「会津山塩物語」という塩ラーメンは、会津地鶏と6種の貝のダシ、会津の温泉から取られた塩を用いた福島満点の一杯。スープを一口飲むと、貝のUmamiが広がり、鶏のUmamiも後ろからやってくるような味わいです。
麺は平打ちで、喜多方ラーメンを連想させるようなモチモチした味わい。細部からも福島を感じるラーメンが、浅草で味わえます。
貝ダシのラーメンはあまり食べる機会がなく、好き嫌いも分かれると思います。ここはしっかりと貝のUmamiを感じるので、自分の知らない新しい味に出会えると思います。
浅草の観光中心地からは少し離れていますが、散歩がてら、近くに来たら入ってみてください。
90. crab台風@人形町
かつて茗荷谷で名を馳せた「らーめん台風。」の日本復帰一号店。香港からの逆輸入?再輸入?という珍しい経歴でのオープンです。
この店では、店名からわかる通り、カニを使ったラーメンが味わえます。この「蟹そば」は、カニ+豚骨の濃厚スープを使い、カニのUmamiと豚骨の深い味わいが美味しいです。麺は中細で、濃厚なスープをほどよく纏って口に運びます。
セットの雑炊を入れると、この濃厚カニ豚骨スープを最後まで味わえます。海苔、ネギ等の薬味の風味も加わり、また違った美味しさを楽しめます。
個人的に気になっているのが、「蟹油そば」。「コラーゲンボール」という、カニの風味が詰まったトッピングが乗るということで、食べてみたくなる一杯です。正直、蟹そばで感じた甲羅?豚骨?のざらつきが気になったので、この油そばではどうなのかも気になります。登校再開したら、ちょっくら歩いて行ってみたいです。
【番外編】ZOZOマリンスタジアム@海浜幕張
川崎球場を本拠地にしていたロッテオリオンズの千葉移転に伴って完成したのが、千葉マリンスタジアム(現:ZOZOマリンスタジアム)です。千葉県ですが、一応山手線の東側なのでここに分類。
NPB球場三大グルメといえば、ハマスタの「みかん氷」、神宮の「ウィンナー盛り」、そしてマリンの「モツ煮」です。ZOZOマリンスタジアムでは、いろんな種類のモツ煮が売られており、球場飲んべえを魅了しています。
中でも、外野バックスクリーン裏にある「サンマリン」のもつ煮は、試合開始前には長蛇の列ができる人気メニュー。生姜のきいた、王道モツ煮は必食です。
そして、モツ煮を食いながらロッテの応援です。歌がわかんなきゃ頭上でクラップして飛び跳ねてればOK。ユニがなければ私が貸します。マリンの(強)風を浴びに行こうぜ!
開幕はよ!