サークルの去年の会報にて「美食家」ランキング2位に入ってました。しかし中身は「美食」とは程遠く、ニンニクや背脂がドバーっと入ったラーメンが大好きという不健康人間です。たまにオシャンティーな店に行って食べることもありますが、ミシュランガイドで星のついている店には一度も行ったことがありません(ビブグルマンならラーメン屋で数店あります)。
しかし、そんな私がミシュラン童貞を卒業する時が来ました。世界のラーメン屋で最初にミシュランで一つ星を獲得した店、伝説のラーメン店、日本人の必修科目
Japanese Soba Noodles 蔦
サークルの予定が終わり、9:30に整理券を受け取りに行きました。かなり余裕があり、一番早い11:00~の券を手に入れることができました。
1時間半の待ち時間を、巣鴨~駒込間の往復で潰し、開店30分前に並ぶことに。待ちは自分の他一人。ファーストロットやったぜ。
店員さんに促されて食券購入。前に並んでた人は最近見なくなったアニメに出てきそうなイカニモなオタクの常連さん。その常連さんと店員さんが話してるのを聞きながら残りの10分を過ごしました。やっぱミシュランに載るだけあって英語のスキルが大事みたいです。仕事をしていれば嫌でもリスニングの力が上がると。本当に御苦労さまです<(_ _)>
着丼。まずスープを一口。 !? なんだこれ?これまで飲んだことのない味。美味い。美味いのは間違いない。動物系のUmamiを感じる。でも普通とは異なったUmamiがある。
一度落ち着いて、麺をすする。(*´∀`)アァ… これは美味い。細めの自家製麺。加水率は高めか、少しもちっとした麺にUmamiをたっぷり含んだスープが絡んで美味くないわけがない。
具はメンマ、九条ネギ、チャーシュー、味玉、そして謎の黒いペースト?箸の先に少しつけてなめてみるとなんか酸っぱい。なんだこれ?お上品な料理とか庶民である私は食べないからこれが何かなんて全くわからんし見当もつかないけど、普通ラーメンに入るものではなさそう。
九条ネギはほのかな辛味でアクセントを加え、味玉は調べたところによると貴重な「青森シャモロック」の卵を使っているとのこと。白身はプルンプルン、黄身はトロッとしていて濃厚で(><)b))) チャーシューは薄いが脂身が多く、Umamiに溢れている。チャーシューにもこだわりがあるらしいですがどんな感じか忘れてしまいました。でも、薄いにも関わらずしっかりと味、Umamiがついていて非常に美味しかったです。お土産チャーシューも売られていますが、早めに売り切れてしまうとのこと。やっぱ美味いもんな。
途中であの謎の黒いペーストを溶かしてみることに。この記事書きながら調べていたんですが、この黒いの、「トリュフ香るバルサミコソース」とのことでした。なるほど、だから酸っぱかったんですね。スープに溶かしてみると、スープに深みが… そのままなめると酸っぱくて濃いソースでしたが、溶かすとスープで薄まってちょうどいい薄さに。そしてバルサミコやトリュフの持つコク、香りがスープの中にあふれ出してスープの深みがまた引き出されていく。美味い…本当に美味しい。。。
夢中で食べ続け、このブログ始まって以来初の完飲。量もいい感じで味、量共に大満足。笑顔で退店しました。
これがミシュラン一つ星店… 間違いなくこれはラーメンでした。でも、ラーメンだけどこれまで食べたラーメンとは全然違うものでした。真のUmamiがこの一杯に詰まっていました。Umamiを知りたければここに行くべきです。本当に美味しかった…
ごっちゃんした!