BBBB(ベーコンの暴飲暴食ブログ)

Twitterでつぶやいてたことの一部(主に食べ物)の部分をこっちに移行することを目的として始めました。どうぞみなさんお腹を空かせてください。

とんかつ ひなた@高田馬場

    あるネット小説にハマりまくった結果、麺食うこともこれ記録することも課題やることも後回しになってしまいました。皆さんも是非「薬屋のひとりごと」を読んでみてください。面白いです。

 

    今回の話は、大和のサヨナラタイムリーの試合の翌日の話です。

 前夜の興奮冷めやらぬ中、私は華麗に2限を切りました。折角切ったんだし、なんかいいもん食いたいなあと思いました。そういえば一年の時におっちゃんから教えてもらったとんかつ屋があったのを思い出しました。意外と昨日お金を使わなかったので、思い切って「とんかつ ひなた」に向かいました。

 

 比較的お手ごろな価格でとんかつが食べられるこの店、ランチにはそれが300円引きで提供されます。こだわり抜かれたロースかつ定食が¥1000!とんかつとしては安い。だからたまに食べに来たくなります。並んで3分、入店です。

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ロースかつ定食(¥1000)

 少し待つと運ばれてきました。ご飯、お新香、豚汁が付いてきて、キャベツとご飯は一回だけおかわりできます。肝心のお肉は、淡いピンク色の断面が美しい。ここではオススメの食べ方が提示されているので、それに従って食べていきます。

 

①そのまま食べる

 まずは何もつけず、そのまま食べてみます。食べる際は肉を立て、舌の上に直接肉の断面が来るようにします。 ぷりっとしている!そして中からじわっと肉のUmamiが出てくる。肉のグッとくるUmami、脂身のふわっと甘いUmamiをダイレクトに味わう。これだけでも結構いけちゃうかもです。上質なお肉、美味です。

 

②塩をかける

 味がついていないのも味気ないので、次は卓上にある塩をかけてみます。個人的にとんかつは塩派です。肉のUmamiをしっかり感じられるので。

 卓上には2種の塩が。一つは高知の「あまみ」、もう一つはペルーの「インカ天日塩」です。まずはあまみでいただきます。大きめの粒のあまみ。キッとしたSiomiが肉の甘いUmamiを際立てます。一方インカ天日塩。あまみより細かい粒です。Siomiは比較的弱めですが、肉の元々のUmamiをしっかり感じられます。

 このお店のオススメはロースには「あまみ」、ヒレには「インカ天日塩」です。確かにそれが一番合いそうです。

 

③オリーブオイルをかける

 あまみにハマった私はそのまま食べ進めました。ここでかけるのはオリーブオイル

 え?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、これ、意外と合うんです。

 塩は味を加えますが、キッと強い味です。それをまろやかにしてくれるのがこのオリーブオイルです。かけ過ぎ注意。スポイトで3,4滴垂らします。そして一口。ふわっと香るオリーブオイルの香り。その中にかすかにあまみのSiomiが感じられる。さっきとは違って不思議な感じ。でも美味しい。クセになるかもです。

 

④特製ソースをかける

 でも最後は王道ソースで。独自に作られた濃厚なソースは、とんかつとの相性抜群。濃厚ですがどこかさっぱりとして美味of美味。キャベツもこのソースで進む進む。最後まで非常に美味しくいただけました。

 

 

 

 あまりとんかつを食べる機会はないですが、ここはこれまで食べた中で一番おいしかったです。行くなら安いランチがベスト。駅からも近いのでみなさんもお金があれば是非。

 

 ごっちゃんした!

赤門ラーメン@自宅

 高校生の私は、地理学を勉強したい一心で大学を選び、受験しました。高三の偏差値が異常(8月の模試で、確か一番低い教科で偏差値43.6)だった私からすると、今通っている大学はもちろん(赤本で合格点一度も届かなかったところにまさかの合格)、東大なんて何回生まれ変わっても受からないようなところであります。

 

 そんな私と似たような成績の弟が通っている高校で、保護者対象の大学見学ツアーがあったらしいです。せっかくだから息子が絶対行けない大学に行ってみようと言うことで、親は東大に行き、なんかいろいろ楽しんできたみたいです。そして、そのお土産にと買ってきたのが、本郷キャンパスの学食の名物、「赤門ラーメン」です。バイトから帰ってきてお疲れの私になんてご褒美。麺ですよ!麺!

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 上のあんと麺はセット?もう目の前の麺に集中しすぎて値段も何も覚えてません…

 

 さあ、幸せな瞬間を過ごそう。ビールの缶を開け、グラスに注ぎ、クッと飲んでから実食。美味い。あんは肉味噌みたいな感じ。挽肉・味噌・ゴマ・トウガラシ?を混ぜてとろみをつけたようなものです。汁なし担々麺に近いけど、それとはまた違った感じのものです。しかしあまり辛くない。あん自体の味は濃いめですが、麺、もやしと絡めるのでちょうどいい感じ。

 

 味が濃いのでビールと合います。夢中ですすり、ビールを飲む。二人前を一気に完食。美味かった。

 

 

 今回は家飯で、お土産用のものなので簡単にまとめてみました。でも学食のものも気になるので、行く機会があれば食べてみたいですね。駒場では食べられないのが残念ですが…

 

 ごっちゃんした!

De7x-6F

    吉村家で素晴らしいこの世の幸せを感じた後、私は一時間ほどおおよそ南東の方向へ歩きました。電車使えばすぐですが、金が勿体無いのと時間が余るのが嫌だったので歩くという選択肢を選びました。

 

    地理学云々に関係なく、街を歩いてみるのって結構おもしろいです。ブラタモリちい散歩、正直さんぽとか好きな人ならわかると思いますが、結構新しい発見とかあって楽しいんですよね。今回も「一般社団法人 チアリーダーズ協会」なるものの存在を知ったり、横浜から伸びる貨物線の小さな踏切を見つけたり。結構おもしろかったです。f:id:sosunser:20190620143035j:image

 

    およそ1時間かけて横浜公園に着きました。近くのファミマでおつまみとおにぎりを買い、ベイスターズストアで神里のタオルを買い、列に並んで16:30、いざハマスタの中へ。


    横浜スタジアム、通称ハマスタは、横浜DeNAベイスターズの本拠地で、2020年の忌まわしきオリンピックの野球・ソフトボールの会場でもあります。今回は初めてのハマスタライトスタンドということで、昔「リトルベイスターズ」というイベントの際に貰ったユニフォーム(男村田のサイン入り)、帽子を持って参戦。サイズ150でしたが、なんとか入りました。

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    試合開始前に早めの名物グルメ。ハマスタといえば「みかん氷」。かき氷にみかんを乗っけただけの非常にシンプルな一品。しかしそのシンプルさがよいのです。氷とみかんを一緒に食べる。美味い。みかんの程よい甘さと酸味ぞよき。そのみかんからにじみ出た甘さが氷にも少しついていい感じ。名物なだけありますね。ただこの日は風が強く、2つほどのみかんを落としてしまいました…無念。

 

 試合前に一杯入れました。横浜ベイスターズは、DeNA参入後から、地域密着型球団を目指して活動しています。その一環だと思いますが、ハマスタ限定ビールがあります。今回はそのうち「ベイスターズエール」をまずいただきました。

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 軽い口当たりと飲んだ後のエールならではのこの鼻を抜ける香り。非常に美味しいです。こんなビールを野球観ながら飲めるのはいいですね。

 

 スタメンが発表され、幼なじみが合流して試合開始。横浜DeNAベイスターズ北海道日本ハムファイターズの第二回戦です。横浜の先発は今季初先発の飯塚。初回4人で3つのアウトを取るいいスタート。

    その裏、一死で2番桑原。11日ぶりのスタメンです。すると4球目をレフトスタンドに放り込みました。約1ヶ月ぶりのホームラン!簡単にDeNAが先制しました。

    二回には6番宮崎がソロホームラン!四回にも同じく宮崎の犠飛で1点追加。じわじわと点を追加し日ハムを突き放します。ここまでDeNA交流戦ソロか満塁ホームランしか打ってません。珍記録ですね。

 

    毎回ランナーを出すものの、飯塚は四回まで無失点で切り抜けます。しかし勝ち投手の権利がかかった五回、一死から四球でランナーを出すと、バッターは代打清宮。試合前の打撃練習ではライトスタンドにパカパカかちこんでた怪物です。その清宮、初球をライト線に運び二塁打。一死二三塁とピンチを迎えます。続く西川、こちらもライト線に飛ばし長打に。ライトからの送球をセカンドのソトが握り変えている間に西川は三塁へ。1点差とされなお一死三塁。

     ここでラミレスは投手交代を告げました。飯塚に勝ちをつけるためにはまだ耐えるところですが、勝ちを求めるならここで代えなければ。飯塚に代わって藤岡がマウンドに向かいます。その藤岡の投じた初球、アウトローに投げられた球は左バッターボックス内でバウンド、伊藤光は止められず、その間に三塁走者がホームイン、同点。ワイルドピッチ!?なんじゃそりゃ…なんのために出てきたんや… その後二死とするも近藤が二塁打中田がタイムリーで日ハム勝ち越し。続く王に四球を出したところで藤岡降板。ほんと何しに来たんだ…

 

    代わった赤間がきっちり抑えて五回の裏、先頭伊藤がライト前で出塁するも、代打楠本1番神里が倒れ二死に。しかし桑原が繋ぐと打席には昨季本塁打王ソト。直前に代わったピッチャー井口の二球目、ソトは手を出すも打ち上げました。高ーく上がった打球。私は打った瞬間ため息をつき、ソトは悔しそうに下を向きました。しかしなんか打球が伸びる。風はホームからセンター方向に吹いていました。今日の風は強い。どんどん伸びていく。え?まさか…  打球はバックスクリーン前のHRゾーンに落ちました逆転3ラン。今季交流戦初のソロ・満塁以外のホームランが値千金逆転3ランです。悪い流れを払拭する一発にライトスタンドは大盛り上がり。一気に試合をひっくり返しました。

 

 盛り上がる中、二杯目です。もう一個のハマスタ限定ビール、「ベイスターズラガー」です。

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 のどごしよく、ゴクゴク飲めます。個人的にはエールのが好きですね。元々そっちのが好きというのもありますが。

 ちなみにこの後もう一杯エールを飲みました。それは幼なじみからの誕プレということでご馳走になりました。ありがとうございます。

 

    六回は両チームとも無得点でしたが、七回表に日ハムが王のタイムリーで1点差にされ、そして八回表。この回からマウンドに上がったパットンが簡単に二死を取りますが、ここで日ハムは代打に田中賢介を送ります。今季限りでの引退を表明しているMLB経験もある日ハムのヒーロー。その田中が三塁打を打つと、日ハムファンのボルテージは最大に。続く西川が勢いに乗って同点タイムリ。試合は振り出しに戻りました。

 

    なんとか流れを引き寄せたいDeNAですが、八回は無得点。最終回に全てを託します。

    九回表のマウンドには、2017年、黒羽根利規とのトレードで日ハムから移籍してきた左腕エスコバーが。速球派の投手ですが、ここで凄いものを見ました。

     NPBにおける公式戦最速記録は、言うまでもなく大谷翔平の165km(2016年CSファイナルステージ第5戦)です。では、左腕ではどうでしょう?NPBで左投手が160kmを計測した例は一つだけ、ソフトバンク古谷優人が2019年5月5日に記録しています。しかし、これは三軍の交流戦四国アイランドリーグplus香川オリーブガイナーズ戦で記録したものであり、一軍の記録に限ると2018年に中日のロドリゲスが記録した159kmが最速でした(その前は2017年菊池雄星の157km)。

 この日、七番手で当番したエスコバーは何か違いました。先頭の近藤に四球、続く中田にレフト前を打たれますが、怯まず150km台後半の真っ直ぐをズバズバ投げていきます。王を打ち取り続く渡邉諒。2球で追い込みファールを挟んで4球目!
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    出た!日本記録160km!左腕最速更新!この球で空振り三振を取ったエスコバーは、続く石川亮も三振に打ち取り、流れを呼び込みました。

 

    そして続く九回裏、先頭のロペスが初球をレフト前へ。代走に乙坂が送られ、宮崎の投ゴロ間に進塁、一死二塁とサヨナラのチャンス。打席には大和阪神からFA移籍してきた球界随一の守備力を誇るユーティリティープレイヤー。ここまであまり打席で結果は残せてませんでしたが、初球、真ん中低めのカーブをすくい上げ、左中間へのサヨナラタイムリーツーベース!理想的な点の取り方で劇的な結末を迎えました!
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     そしてヒーローインタビュー。球場がパッと暗くなり、そしてファールゾーンに設置されたお立ち台にスポットライトが当たり、今日のヒーローが登場。もちろんヒーローは大和
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    幻想的な光景の中、大和が発した言葉は

 

「打席に入る前に田代コーチが『お腹が空いたから早く決めてくれ』って言うんで、早く決めてあげようと思ってました」

 

    田代コーチ…www  力まないように笑わせたとのことでした。それが功を奏し熾烈なシーソーゲームを制したDeNA。これでカード勝ち越しを決めました。

 

    花火が上がり、二次会が終わり、楽しく幸せな一日が終わりました。また横浜戦観に来たいなと思えるような、そんな素晴らしいゲームでした。最後に強烈なピッチャー返しを喰らったロドリゲス!ナイスファイト!


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家系総本山 吉村家@平沼橋

  誰にとっても誕生日というのは特別な日です。自分は某女優や高校でNo.1と言われた女の子と同じ生年月日と言うだけで中傷される日々でしたが、先日一つ下の子から言われた一言で救われました。

 

 

  そんなキラキラ美少女が誕生日に向かったのは、横浜駅から徒歩5分ほどのところにある聖地、「吉村家」です。スタバと読みます。

 

 

  今では誰もが知るラーメンのジャンル、「家系ラーメン」。その元祖がこの吉村家です。吉村実氏が1974年に開業した吉村家では、豚骨・鶏ガラスープと醤油タレの組み合わせのラーメンを提供、それがヒットし、独立した人、またその味に魅了され自分で作った人らによって一大ジャンルとして成立しました。

    私もラーメンブログを書く者、ここに行かずにいるわけにはいかない。21歳一発目のラーメンを、聖地吉村家でいただくことにしました。

 

    店の前に着くと既に長い行列。しかし、聖地に行くにはしっかりと巡礼の作法を知る必要があると思ってた私は、並んでいても6,7人ほどが一気に入るためそんなに並ぶ時間が長くならないこともあるということを知っていました。まあ時間はたっぷりあるので、先に食券を買い、列最後尾に接続。私は4グループ目でした。

 席に座り、水を取ってきて好みを伝える。もちろん固め多め濃いめ

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ラーメン中盛(¥810)

 食券機で買い損ねたトッピングは現金でも対応可でしたが、まずは王道そのままをいただくことに。

 

 ではスープを一口。!! 美味い!さらっとしたスープは動物性のUmamiをまずふわっと感じさせる。しかし濃いめにしたカエシの味がその後すぐにガツンとやってくる。このラーメンは、東京の醤油博多の豚骨のいいところだけを合わせたものを目指したものだと言われていますが、まさにそれを実感させる醤油動物性のUmami溢れるスープです。

 麺は酒井製麺の特注麺。ムチッとしている。小麦がしっかり香る。美味い。吉村氏が惚れ込んだ理由もわかる。美味い。スープとの相性が非常にいい。

 具は王道スタイル。ほうれん草、ネギ、海苔、チャーシュー。海苔はスープに浸しても崩れません。しっかりと形を保ちながらスープを含む。ああ…ご飯が欲しい。

 

 特筆すべきはチャーシュースモークされたチャーシュは噛むとまずいい香りが広がる。その後やってくるのは豚のUmami。しかも結構柔らかい。脂身も含んでいたため赤身、脂身のUmamiが同時に味わえて(><)b)))

 

 さあ、そろそろ味変の時間です。卓上には多種多様の調味料が置かれています。きざみしょうが、おろししょうが、ラーメンコショー、ガーリックチップetc…今回どうしても私が入れたかったのは、行者ニンニク。普段行くような所では扱われていない、直系ならではのアイテムです。早速入れて溶かしてスープを飲んでみる。あぁ…おいしいなあ… ニンニクは人類の永遠の友。行者ニンニクも例外ではない。美味い。

 そしてもう一つ。吉村家特製「ラーメン酢」。ニンニクをお酢に漬けた物だそうです。気になったのでレンゲ半分くらい入れてみました。おお。すごい。元々多めコールしていたのでこってりめなスープでしたが、お酢の力により口当たりがちょいとさっぱり。ただのお酢であればその風味がスープの邪魔をしてしまうところですが、ニンニクが入っているのでそれをブロック。少し香るお酢と濃いめスープが程よいバランスとなってよきかな。レンゲ半分量にした10秒前の自分を褒めたい。

 

 

 うまいうまいと食べ進めて完食。最初は鶏油とスープが分離していましたが、食べている内に混ざって乳化していました。この変化も楽しめるのか。さすが総本山、おそるべし…

 

 誕生日に、最高の一杯を味わうことができました。原点にして頂点。非常に美味でございました。21年生きててよかった…幸せな気持ちを噛みしめながら、ハマスタまで3㎞の道のりを、ゆっくり歩き始めました。

 

 

 ごっちゃんした!

料理経験ほぼゼロの不器用男子大学生がYouTubeだけを参考にパスタを作ってみた話@自宅

 昔は暇があればYouTubeでゲーム実況を見ていましたが、最近は美味しい動画を見るようになりました。チャーハンを作る動画、オムライスを作る動画、Onikuを焼く動画…イライラすることが増えた最近では、いったん落ち着くために美味しい動画を見て心を落ち着けています。

 

 

 そんな中でも最近かなり見るのが、パスタの作り方です。中でもペペロンチーノの作り方の動画がお気に入りで、というのも世界レベルの腕前の人が、家庭で簡単にペペロンチーノを作る方法をわかりやすく教えてくれていて、できあがったものがすんごく美味そうだからです。

 

 そういう動画を見ていると「俺も作ってみてえな」と思うのが単純なベーコンの頭。料理の経験なんて家庭科の授業と一度ノリで作ったチャーシューくらいしかないベーコンにそれは無謀な行為です。しかも手先が非常に不器用。先日の博物館実習の授業では、テグスを使った資料の固定の練習で、時間フルに使っても全体の2割しか進みませんでした。しかし一度高まったこの好奇心は止められません。親が出かけて飯が用意されない日にチャレンジしてしまいました。

 

第一回 2019.3.2

 第一回目の方が本気モードでした。自宅にある食材を把握、足りないベーコン、鷹の爪をスーパーで購入していざ実践。

 まず鍋でお湯を沸かし、沸騰したら1%の塩を投入。そしたら100gちょいのスパゲッティを入れ、時折かき混ぜながら茹でます。

 パスタを茹で始めたら隣のコンロでは具の準備を。フライパンにオリーブオイルを注ぎ、不器用なりに頑張って薄く切ったニンニク、出来合いのカットベーコン、輪切りで売られていた鷹の爪を入れ、火にかけます。中~弱火で具を炒め、ニンニクに少し色がつき始めたら弱火にします。そこでおたま一杯分のゆで汁を入れます。動画では、ここでゆで汁を入れることで乳化を完成させると言っていました。ゆで汁を入れてフライパンの中身をぐるぐるかき混ぜます。一心不乱にかき混ぜました。

 パスタの袋に書いてあるゆで時間の3分半前に、少し大きめにカットしておいたキャベツを鍋に入れます。一分後、つまりゆで時間の2分半前に固さをチェックし、少し固いくらいであることを確認、お湯から上げてお湯を切り、フライパンに投入。そしてまたかき混ぜます。なぜゆで時間より早めに上げるのかというと、フライパンの中でかき混ぜている間にも麺は柔らかくなっていくので、早めに上げることでいい感じのアルデンテになった状態で完成させることができると動画で言っていました。情報は全部動画からです。

 

 味見をして、物足りなければゆで汁を足します。足してかき混ぜ、味見をする。2,3回繰り返し、いい感じのSiomiが感じられたら仕上げに風味付けのもこみちと黒胡椒を追加して完成です。このできあがったときの達成感と疲れが凄かったです。

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 これが、20歳不器用男子大学生作の「ベーコンとキャベツのペペロンチーノ」です。問題は味。いざ実食。ん、美味い。ちょっと鷹の爪入れすぎて辛いかなって感じでしたが、全然食べれます。ゆで汁入れすぎたかもと思いましたが、意外と水気は飛んでいい具合に。味の濃さもちょうどよく、麺もしっかりアルモンテ。初めてのくせに結構いい出来でした。サクッと完食。美味でした。

 

 

第二回 2019.6.16

 この日は昼からバイトがありました。飯もないので最近お気に入りのオムライスの動画を見ながらパスタを作ることにしました。めんどくさいので具はなし。素ペペロンチーノです。

 前回と同じ要領で麺を茹で、オリーブオイルにニンニクと鷹の爪を入れて熱し、途中ゆで汁を入れて乳化させました。

 しかし、ここでミスをしてしまいます。ゆで時間の2分半前になって麺を上げる際、箸を使ってあげたためにかなり時間を使ってしまいました。その間に麺はどんどん柔らかくなっていき、ニンニクはどんどん火が通っていく。焦って味見もせず盛り付けに。

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 乳化は完璧でした。味見をしてないけど果たして…

 正直、あまり美味しくはありませんでした。ニンニクの風味は効いていたのですが、Siomiが足りない。普通に味が薄かったです。もう少しゆで汁入れた方がよかったな…

 また、肝心の麺も茹ですぎ。間違いなく原因は鍋から上げる際のドタバタでした。今回は完全に思いつきでやったので準備が不十分でした。まあ被害被るのは自分だけなんで、数分前の自分を恨みつつ完食。自炊ってむつかしいですね。

 

 一回目は成功し、二回目で失敗するという素人としてはあまりないパターンでした。もっとYouTube見て研究してきます…

らーめん山頭火 五反田店@五反田

   平成最後の麺の事件以来、バッセンのおっちゃんには五反田を中心に麺をご馳走になっています。香月リベンジを果たし、次は前回ギリギリ間に合わなかった「らーめん山頭火」  です。

 

    名前を聞いたことある方も多いと思います。セブンによくあるカップ麺のお店です。本店は旭川にあり、全国各地に展開しています。もちろん名前はずっと前から知っていて、是非とも行きたい店の一つでしたが、「いつでも行ける病」に罹ってしまい行けずにいました。

 

 バッティングセンターで軽く汗を流してから出発。今週は草野球の試合はないのですが、くっそ調子よかったです。こういう所なんだよなあ…

 

 五反田着、小雨が降る中山頭火へ。食券を買ってもらい、wkwkしながら着丼を待つ。

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特選とろ肉らーめん(¥1250+大盛¥100)

 名物「特選とろ肉らーめん」です。山頭火といえばこれ。今回は王道しおでいただきます。昔は限定50食でしたが、今では気にせず食べることができます。

 

 ではスープを一口。お、美味い。Siomiはあまり感じません。ちょうどよさげに味付けされた、お上品な豚骨スープ、というのが第一印象。豚骨スープのUmamiがとってもよく感じられる。美味しい。

 スープを楽しんだら具を一気にぶち込む。ベーコンに上品さ、気品を求めてはいけない。美しさではない。Umamiが全てだ。

 具にはメンマ、きくらげ、ネギ、ナルト、梅、そして頬肉を使ったとろ肉チャーシュー。豪華です。梅が入っているのが珍しいですね。少しスープにチャーシューを浸してから口に運ぶ。!?なんだこれ。美味い…ほんとにトロッとしている。脂身は一瞬で口の中で溶け、赤身も脂が乗っているため時間差で溶け始める。脂が溶けるとUmamiが広がる。そのUmamiを感じたあと、タレの風味を感じる。それもまた美味い。スープに浸したことでスープのUmamiもプラスされて最&高。

 麺は細縮れ。あまり小麦感は感じませんでした。縮れている分、スープをたっぷり絡めて口に運ぶ。うん、よきかな。

 

 途中、気になるものを食べてみることに。山頭火の特徴の一つ、です。ここでは塩ラーメンに必ず梅がついてきます。この塩スープと合うのだろうか?そして最近やっと食べられるようになった梅を美味しくいただけるのだろうか?疑問と恐怖が混じる中、スープと一緒にいただきました。うん、いいね。梅はカリカリ梅のようなもの。種まで美味しくいただけます。梅によって少し口の中がさっぱりします。ゆで卵ではありませんが、口の中をリフレッシュさせる効果があります。ただ、スープとの相性は可もなく不可もなくって感じですかね。でもおいしいです。

 

 全てをじっくり味わったら、後は幸せを噛みしめながらひたすら麺をすすります。しかしとろ肉がうんまい。上品なUmamiを終始感じ、もう少し食べたかったなという未練を残しつつ完食。

 

 

 いろんな所に店を構える店は、正直あまりいいイメージを持っていません。その場で全てを作っている、出来たてほやほやのその人特製の味を提供することができないのではないかと考えているからです。また、創業者の味がどこかで変わってしまっていて、そのラーメンの真の姿を知ることができないのではないかというのもあります。しかし、ここは美味しく感じました。旭川の本店も気になるところ。東京に他に何店舗かあるので是非。ただ特選とろ肉らーめんは値段が高いのがちょっと…

 

 ごっちゃんした!

なりたけ 池袋店@池袋

   バイトの研修後、どこの麺屋に行くか悩みました。行きたいところはいくつもあるので、一つずつ調べてみて、なかなか普段行けなさそうなところに行ってみることにしました。しかし、この日は火曜日。行きたいところは尽く定休日でした。そこでもう一度池袋の店を調べてみました。すると、一度行ったもののまだ記事にしていなかったお店があり、そこにもう一度行ってみることにしました。

 

    この「なりたけ」は、千葉を中心に展開するお店で、背脂たっぷりのラーメンを提供します。一度バイトの後輩を連れて行ってみましたが、美味しかったので再訪。

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しょうゆ味玉子らーめん(¥830,学生中盛無料)

  学生は中盛無料と言うことで中盛にしました。背脂の量は「さっぱり」「普通」「ギタギタ」の3段階から選べます。もちろん「ギタギタ」で。

 スープ一口。美味い。まず感じるのは背脂のUmami。こだわりを持つ背脂からは上品なUmamiが。このUmamiがスープのベースになっています。しかし、こんなに入っているのに重くはない。すっと体に入ってくる。次に感じるのはSiomi。え?これしょうゆラーメンじゃないの?と思った方もいると思いますが、しっかりSiomiを感じます。カエシの味を全く感じないわけではありませんが、このしょっぱさと背脂の甘みがいい感じにマッチするんです。計算されている。美味い。ちなみに卓上の注意書きに、ここのスープは背脂に合うように濃いめにされていると書かれていました。濃いなあと思ったらスタッフに声をかければ薄めてもらえるとのこと。

 麺は写真には写ってませんが中太麺。ムチッとした麺にスープと背脂が絡んで美味。

 具はモヤシ、ネギ、メンマ、チャーシュー。今回は味玉も入れてみました。モヤシはシャキ感〇。チャーシューは巻いたやつ。しっかりタレの味が染みててGUUD. 味玉も味が染みてる。個人的に背脂ラーメンには味玉を入れたいです。途中で味玉を挟むことで口の中をリフレッシュさせてまた背脂のUmamiを楽しむためです。ゆで卵には実際に味覚をリセットさせる力があるとかないとか聞いたことがあります。無意識のうちにそれをやっていてびっくりしました。

 

 さあ、途中まで食べたら味変の時間です。卓上の胡椒をぶっかけます。やっぱこういうのには胡椒の刺激が一番ですね。かほりと多少の辛味がたまらん。他にも卓上にはお酢がありました。背脂系には必須のものですね。今回は使いませんでしたが。

 

 背脂のUmamiで幸せな気持ちになりながら完食。こだわりの背脂、非常に美味でございました。背脂の入った味噌ラーメン、かなり気になるので、今度池袋に来る機会があればそれも食べてみたいです。

 

 ごっちゃんした!